んもぅ~!!
クリント・イーストウッドったら82歳にもなって、またこんな素晴らしい映画作っちゃって、いったい何を考えてるんでしょう!!??
良い映画しか撮れない病気、というのを以前見たことを思い出しましたが、なかなか病気は治らないようです・・・といっても監督はお弟子さんですが(^。^;)
主演の前作「グラン・トリノ」大好きなんですが、もう見れないと思っていた俳優としての作品なので今作は絶対観ようと思ってました。
「グラン・トリノ」の「俳優としては引退する」を象徴するようなラストも素敵でしたが、今作のラスト、というか後半はとっても痛快な感じです!d(^^*)
実は始まってスグ、「え~!前作と同じただの頑固親父キャラぢゃん!」と引いたのも束の間、すぐに面白くなってきました。
生まれてこのかた、まともに向き合って話をしたことのない父と娘がメインですが、クリント・イーストウッド演じる父親の職業が興味深いです。
ほとんど野球のことを知らない自分でも、意味が分からなくて冷めちゃうような場面は無かったんですが、野球好きな人が観ると何倍も楽しく観れると思います。
メジャーリーグ クイズ王選手権的なやり取りが出てきたり、恋愛ごとはもちろん、試合シーンや、キャッチボールのシーンもドラマチック。
娘は仕事バリバリのキャリアウーマン。
さぁ夢が叶う!というタイミングで仕事より父親を優先することを選択します。
父親は仕事を失うことになり、娘も父親を優先したが為に仕事で掴みかけた成功を逃し、のみならず恋人も失い、さらに新恋人も失い・・・全てが悪い結果を招くことに。
こんなことって有るよね、とタイミングの悪さを恨むしかないような展開ですが、そのまま終わらないとこが良いところ。
派手さは無いですが、観終わった後の心地よさ、納得感、満足感を得ることが出来るとっても良い作品でした(^^)
最近良い作品が続いてる気がしますが、この後の「007スカイフォール」や「レ・ミゼラブル」などまだまだ良さそうな作品が待っているので、年末近づくに連れて今年のベストを決めるには接戦が続きそう・・・個人的な好み、主観100%ですが(^_^;)
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