巻き爪
正式名称は
陥入爪
（かんにゅう-そう)
と呼びます
巻かれると悲しい
爪
巻き爪の特に痛いときは
こんな感じ
爪の両端が
近くの皮膚を
押しのけ
食いこんだ
結果
赤く腫れたところは
常に爪が皮膚を傷をつけ
痛み
が生じます
また傷ついたところから
リンパ液などが浸み出し
爪も皮膚が
いつも湿潤するため
菌が増殖しやすくなったり
爪が柔らかく脆くなったり
します
このような状態になるためには
必ず理由があります
青い矢印は爪が伸びるときに加わる力
赤い矢印は爪からの力を跳ね返す力
二つの力がぶつかり合うことにより
硬さでは圧倒的に弱い皮膚は
ダメージを受けて
赤く浮腫み痛みも出やすくなります
だから
日中は
爪の両側の腫れたところを起点に
テーピング用のテープを
上の図のように引っ張りながら固定します。
クリニックにいらした時点では
試行錯誤の末
爪 VS 隣の皮膚
によって負けた皮膚の傷から
滲み出るリンパ液と
絆創膏の重ね貼りなどにより
ジクジク ぷよぷよ など
テーピング困難な場合は
いったん
皮膚の状態を整える治療
を行います
テープを貼る部分の皮膚の状態を
良好に保つことは重要です
同様の理由により
テーピング使用期間中は
入浴前にテープを剥がし
足ゆびをよく洗い清潔やな
保つことをオススメします
貼るテープについて
当院では
幅1cm前後
長さは７cm前後に切ったもの
を使いますが
ご自分のゆびの状態と相談して
いちばん良いサイズを
見つけるのが最良です
爪の状態が良好な方は
爪の矯正ワイヤーが
功を奏することがあります
これらの方法を試しても
うまくいかないときは
手術により
爪の大元から…
なんて方法もありますが
私だったら
…
受けたくない治療です
