ラーメン二郎 上野毛店 8 | 主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎の記録

主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

ラーメン二郎上野毛店に行きました。



5月の土曜日のお昼のことです。





訪問間隔が結構空いたな・・・と自分の記録を振り返ってみたら前回訪問は2020年3月でした。




約1年2ヶ月ぶりに眺める安藤忠雄デザインの駅舎は相変わらず冷たくソリッドな印象。


上野毛駅から徒歩2分かからずラーメン二郎上野毛店に到着するので「ラーメン二郎上野毛駅前店」という名称でも良いような気がします。


駅から近い場所にありながら「駅前店」と謳っていない二郎はココ上野毛店と環七新代田店・・・なのかな。




店頭に貼り出されている営業時間案内。


おそらく現在でも上の写真と同じ営業時間になっていると思います。




そしてその下には鍋二郎の案内も貼り出されていますが、現在鍋二郎をやっているのかどうかは全然分かりません。


もしやっているとしたら、ご家族でステイホームしながらの鍋二郎なんて近場の方には最高なのではないでしょうか。


子供や老人に二郎食べさすなよという声もありそうですが、それはまぁ・・・ね。


さて、開店30分くらい前に到着して1巡目に入る順番だったので、ヨシヨシと安堵しながら開店時刻を待つことが出来ました。


天気も良かったし暑くもなかったので待ち時間もすこぶる快適で定刻通りに開店。




先頭から順番に店内に入ってメニューが相当減ったと思われる券売機の前までやって来ました。


以前はつけ麺や味玉、豚ダブルやふりふりカレーなんかがあって割と賑やかだったイメージでしたが、今ではかなりシンプルなボタン配列になっています。


ただ、以前と変わらず食券のボタン配置は変わっていないので、基本の小ラーメンのボタンを探すのに「左上じゃなくて・・・えーっと・・」と、少々時間がかかりました。


そんなこんなで購入した小ラーメンのプラスチックの食券を手にしてカウンター角席に座りました。




パーテーションがあるので例え角席でも隣(と斜め前)のお客さんを気にすること無くラーメンと向き合える環境が整っています。




食券を提示する際に麺をデフォルトよりも2段階固めにして欲しい旨のリクエスト(三田本店の夜の部では個人的にマストである)の「カタカタ」を申告するとフランクな雰囲気の男性助手さんから「ん?あぁ、バリカタね」と訂正されました。


三田本店では「カタカタ」「カタメのカタメ」が昔から通りますが、ここ上野毛店はバリカタが正式名称でテプラにもちゃんとバリカタと書いてあります。


バリカタのイメージは個人的には博多ラーメン店なので、二郎だと若干の違和感を感じるのですが「郷に入れば郷に従え」のことわざ通りに上野毛店ではバリカタと申告した方が無難みたい。


テボざるに麺が投入され電気式の茹で麺機で麺が茹でられて行きます。


上野毛店はいつから電気式の茹で麺機を使っているのか詳しくは分かりません(過去はテボざるの形状がもっと細長くて今とは違う)が、ガスを使わない分だけ厨房に熱が籠もりづらいのかと思っていました。


しかし、以前立川店(休業中)の店主さんと話をした時に「上野毛店の厨房は相当暑くて大変だったよ。」と仰っていたので、あまり電気式茹で麺機と厨房の暑さは関係無いのかなと思った次第です。


立川店ってこの先どうなるのだろう・・・なんて事を考えていたら麺が茹で上がり、トッピングを聞かれた後に僕のラーメンが配膳されました。




小ラーメン700円+ニンニク少しです。


消費税の増税や食材が高騰している中でずっと700円という価格を維持してくれているのは色々苦労があるとは思いますが、消費者からしてみたら単純に嬉しい限りで。


しかも大ラーメンが+50円、豚入り(豚マシ)が+100円だもんなぁ。


素晴らしいです。




サイドビューはおとなしめのビジュアルとなっていますが、丼がそれなりに大きめだし前述の通り700円なので全く不満はございません。


さぁ、食べて行きましょう。




モヤシのシャキシャキさが感じられるくらいに軽く湯通しされた野菜とニンニクは粒の細かいのが「少し」のリクエストでこのくらい。個人的適量です。




スープは液体油が表面に浮く非乳化のソレで、レンゲで一口味をみてみると、割とライトめのクリアな味わいが口腔内に広がりました。


若干味の押し出しと言うか舌先に来るファーストインパクトは控えめに感じますが、後からジワジワ旨くなっていくタイプだなとこの時点で確信します。




豚は脂身が削ぎ落とされたイメージの腕肉で赤身の歯応えや旨味みたいなモノを奥歯で感じ取ります。


トロトロのバラ肉ももちろん良いのですが、二郎と言えば腕肉こそがオリジナリティと言うか旨味とカエシがギュッと染み込んだソレが至高なんだよなぁ。なんて思いながら1枚パクっと頂きました。


そして麺を食べやすくする為の天地返しを。




丼に対して全体量が少なめなので難なく天地返しを決められます。


丼の余白がそのまま天地返しの余裕度を現している感じです。




バリカタとリクエストした麺はおそらく二郎全店の中で1番細いんじゃないでしょうか。


二郎はうどんのような太麺というイメージがずっと以前から何となくありますが、最近は全体的に細麺傾向が強くなっているような感じです。


過去に食べて麺が細いな。と思ったのは旧荻窪店のアスペクト比がほぼ同じの断面正方形麺と移転前の歌舞伎町店のパスタ麺かしら。


それらに匹敵するとは言いませんが、割と近いくらいに細い麺だなと感じました。


二郎って店名だけは「ラーメン二郎」と統一されていてジャンルとしての大枠はあるものの、それこそお店によって非乳化スープだったり乳化スープだったり、使用する豚肉の部位が腕肉・バラ肉・肩ロース・肩バラ・・・・、麺もしかりで・・・まぁそんな統一されていない所がたまらなく魅力的だったりするのですが・・・。


そういう細かいジャンル分け目線で上野毛店のステータスを見て行くと、非乳化、細麺、腕肉、シャキシャキ野菜・・・と大まかに区切ってみると同じゾーンと言うかカテゴリーに中山駅前店が居て、割と共通ポイントが多いぞ。となりますが、出来上がったラーメンは別物だという。


そんな事をアタマの中で考えながら固めに茹であげられた麺をズルズルっと啜ってやがて完食となりました。


うん。旨かった。そんなにヘビーじゃないのも今日の僕には高評価。ご馳走さまでした。


食べ終わってお店を出た僕は、お腹もちょうどよい良く満たされたし天気も良いから少し歩いてみようと近場の等々力渓谷まで足を伸ばしてみました。




僕は都内出身で世田谷区は都立高校の枠でも僕と同じ旧第二学区(新宿区・渋谷区・目黒区・世田谷区だったかな)に入って馴染み深いハズなのに等々力渓谷には来た事がありませんでした。お初です。




ゴルフ橋の横にある階段を下りると確かに体感温度が街とは2℃くらい違う気がします。




紹介文に書かれている通りに都内とは思えない静かな環境でそんなに人も居ないしマイナスイオン浴びまくりだな。なんて一人で悦に入りながら散策したのでした。