お立ち寄りありがとうございます
感想の前に・・・・
コロナ騒動で北海道は週末自宅で過ごすように言われました。 朝八時半にドラッグストアの
前を車で通ると行列が。今朝の北海道はマイナス気温だったのに・・・風邪引くで!
映画館やレストランは閑古鳥。なのにパチンコやスロットは駐車場に車が一杯
そういえばテレビでパチンコ屋はニュースになってないよね。何だか裏がある?
友人の看護師が「世間は騒ぎすぎ!」って怒ってたわ。お疲れ様です。
そんな現代の日本をこの人が見たらどう思うだろ?
内容紹介(アマゾンより)
樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
ゴールデンカムイを読んでる人は読みやすいと思います。
直木賞ってことで期待しすぎたのかな・・・私は正直それほど引き込まれなかったわ。
いや、凄く勉強されてるんだなって伝わりますし、ポーランドとロシアや日本の関係や
樺太アイヌの歴史も勉強になったんですよ。
文字が読めない(アイヌには文字が無い)為に土地の契約でロシア人に騙されたり
ポーランド人もロシアによって母国語を禁止されたり、悲しい歴史があるんですね・・・
消えゆく言語、支配する言語の怖さを感じました。(今でも少数民族の言語が消えてますが)
天然痘の予防接種を受けることを拒んで多くのアイヌ人が亡くなったり・・・教育の大切さを
実感する事もあり、主人公ヤヨマネクフは学校作りを始めます。
(ヤヨマネクフは日本人同化政策で野蛮人扱いされたんです。日本人として謝りたい>< )
シュフサンマというアイヌ女性が若いアイヌ女性のイペカラに口の周りに入れ墨を
いれてもらう場面が印象に残ってます。口の周りの入れ墨も減ってたそうです。
消えていく風習を残したいというシュフマンサの静かな誇りを感じましたよ。
良い小説だとは思うけどやっぱり「ゴールデンカムイ」のほうが面白いわ。
エンターテイメント的に面白いって言うもあるけど、作者の北海道への愛やアイヌの人への
尊敬が熱く感じられるからです。
吉村昭先生ならどうお書きになったかな?なんて考えながら読みました。
私が勝手にハードル上げすぎたのかも。
しかしながらゴールデンカムイが作ったアイヌへの感心や、ウポポイのオープンが今年4月と
良い時期に書かれた題材なので、多くの人が歴史を知るのに良い作品かと思います。
オズの魔法使い
なんとなく知っていたけど原作を読んでなかった作品。
児童文学って良いですね~ にしざかひろみさんの挿絵が良いんですよ。
自分に自信が無いライオンやカカシ、ブリキに詐欺師が適当なアドバイスをして
皆が自信を取り戻すの所で思い出したよ。 私も前に自宅で中学生に英語を教えてたとき
私の言葉に救われたっていう親子が居たんです。 私は何を言ったのかも覚えてなくて
ほんっとに適当な事を言ってたみたい^^; それでも気がラクになったみたいで良かった。
何気ない言葉で元気が出たり傷ついたりしますね。気を付けないと。
自信を無くした心優しい人達に読んで欲しい作品です。
ここまで読んで下さりありがとうございます