お立ち寄りありがとうございますニコニコ

 

 

9月の地震、身内の入院、台風の後の庭木の片付け・・・元気だけが取り柄の私も

 

さすがに疲れて体調がスッキリしませんでした。もう本の感想止めようかなぁと思ってたら

 

昔の本の感想記事に「いいね」がラブラブ感謝です。でもその本を読んだことすら忘れてた!

 

なので備忘録として書きます。

 

 

秋に読んだ本まとめてざっとした感想です。 吉村昭先生作 「磔 はりつけ」

内容(「BOOK」データベースより)

慶長元年暮、こごえそうな寒風のなかを、ボロをまとい、みじめに垢じみて、一様に片方の耳をそぎ落された二十数人が、裸足のまま山陽道を引き立てられていった、長崎で磔に処されるために…。秀吉によって、苛酷に弾圧された切支丹信者の悲劇を始め、歴史に材を得て、人の生を深く見すえた五つの好短篇。

 

処刑を任された長崎奉行のイヤイヤ感が・・・だって少年も居たんですから(志願して)

 

なんとか処刑せずに助けようと説得したりと苦労します。

 

NHKでも特集してましたね。この作品では処刑後の事も詳しく載ってます。

 

磔となった遺体は腐り果てていきますが、血の付いた服や骨をお守りにしようと監視を

 

くぐって信者が盗んでいくんです。信仰の力を思い知らされる作品です。

 

遠藤周作先生の「沈黙」もこの作品も「神は奇跡を起こさないの?」と思ってしまいました。

 

 

 

吉村先生が第二次世界大戦で捕虜になった人を描いた作品。

内容紹介(アマゾンより)

昭和17年4月18日――太平洋上の哨戒線で敵機動艦隊を発見した特設監視艇・長渡丸の乗員は、玉砕を覚悟で配置につき、死の瞬間を待った。けれども中村一等水兵以下五名は、米軍の捕虜となり、背中にPWの文字のついた服を着せられて、アメリカ本土を転々としながら抑留生活をおくった――。運命のいたずらに哭く海の勇士の悲しい境涯を通して描く、小説太平洋戦争裏面史。

 

 

捕虜=恥と洗脳されている日本兵が圧倒的に豊かなアメリカの食事に驚く様が滑稽で

 

悲しかった。読んでて思い浮かべたのは北海道に漂着した北朝鮮の漁船です。

 

70年前の日本ってあんな感じだったのかなぁ・・・日本の食事、美味しかったろうなぁ~

 

中村達が見たのは次々と運ばれる死人のような日本兵達。自爆でアゴを失った兵には

 

太ももの筋肉をひっつけて応急処置までしてくれたアメリカの懐の深さに驚きました。

 

 

三島由紀夫がプレイボーイに連載していた小説

 

全てが嫌になった男が命を売るという広告を出します。彼の元には次々と奇妙な出来事が。

 

なんだか星新一の劣化版(ごめんなさい!)のような話で私には全然響かなかったわ・・・

 

「命とは!」って宣伝文句もあるけど、「ふーん・・・?」で終り。すぐ忘れそう。 スミマセン。

 

 

「ミュージアム」の原作かと思って借りましたら全然違ってました。

 

中山七里さんの作品を紹介されてるブログを拝読して興味を持ちました。

 

(皆さん、プロの書評家並に素晴らしい感想を書かれてて感心しております)

 

映画にもなったコミック「ミュージアム」もカエル男でしたよね(怖くて読んでませんが)

 

どちらも猟奇的な所は同じ。 どんでん返しに驚きましたがちょっと想像の余地が無いほど

 

殺人の描写や殴り合いが詳しく書いてあるので疲れました。

 

 

 

内容紹介(アマゾンより)

少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は?
豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の判断は……

 

 

御子柴の過去には驚きました。前作品から読むべきでしたが、大丈夫でした。

 

面白かったです。小さい女の子が被害に遭うのは読んでて辛いですが読後感はカエル男

 

より良かったなぁ・・・救いがあるような感じ。 

 

人間の更生について考えさせられる作品でした。作者の希望でもあるのかも知れません。

 

私は懐疑的ですが、希望は持ちたいわ。


考えさせられた作品でした。

 

 

久々に読んでみたくなりました。

 

子供の頃に読んだ本を大人に成って読むと視点が違って面白いですね。

 

今読むと孤児のジュディがどれだけ孤独で家族愛に飢えていたか分ります。

 

明るい手紙の行間からその思いをより一層深く理解出来る様になりました。

 

金持ちの女子大で気苦労も一杯したと思う。赤毛のアンと同じく素晴らしい心根で

 

読みながら我が身を振り返り反省><

 

美しく成長するジュディの手紙に翻弄される「あしながおじさん」の様子を想像するのも

 

愉快だわ~ ジュディのデート?を阻止するの必死だったと思うわ。

 

 

児童文学を再読してみようかなぁと考え中です。

 

まずは吉村昭先生のエッセイを読み終わらせねば椎茸食べたい

 

 

ここまで読んで下さりありがとうございますもみじ