お立ち寄りありがとうございます
オリンピック始まりましたね~ 政治色や企業優先が鼻につきますが、選手はきっちり
応援したいです┏( ^o^)┛
さて、平安時代の物語を元に作られた「とりかえ・ばや」が完結しました。
この二人が表紙を飾りました。 ハッピーエンドは良いですね~
パズルがピタッとはまるかのごとく皆が幸せになりました。こういうの大好き!
ネタバレしてるかもしれませんのでご注意です
呪い坊主・銀覚の弟子・幻覚(名前からして怪しいw)が右大臣宅に付け火をします。
昔の家は燃えやすかったと思います。あれよあれよと火は燃え移り帝のお住まいまで
延焼する騒ぎに。こういうどさくさに泥棒が横行してたんですね・・・
都を守る為に駆けつけた右大将の睡蓮と種馬男の石蕗の衣装が素敵です。
帽子?の横に飾りを付けたデザインが斬新です。実用的ではないけど、昔の衣装って
素敵ですよね~
帝の尚侍となった沙羅双樹は幻覚と遭遇!あわや絶対絶命!となりますが
昔は右大将だった沙羅ちゃん、そうそう簡単には行きません。返り討ちにします。
その際、かもじ(付け毛)を引きちぎられ髪が短くなります。そこで右大将の衣装を着て
帝の元へ。その姿を見て帝は「!」となります。美少年でもOKですわよ(^~^)ホイホイ
昔取った杵柄、てきぱきと避難指示をする沙羅ちゃん。帝と三種の神器の御動座を
進めます(貴人の移動を御動座と言うけど三種の神器にも使ってたわ・・・勉強になる)
でもね・・・とうとう右大将の睡蓮とバッタリ会っちゃうんですよ~ 右大将が二人^^;
双子揃って帝に「出家してお詫びする」と申し出ますが帝は水晶を天にかざし、
神託を問います。すると、なんと恵みの雨が降ります。そして沙羅ちゃんを女御に!
やった~(≧▽≦) とうとう二人は結ばれる!って喜んだけど沙羅ちゃんは自分の過去が
帝に悟られるのが怖かったのね・・・あの下半身ユルユルの石蕗のバカめ!!(`ε´)
だけど、そんなことで心揺らぐ帝ではあ~りません!心はユーラシア大陸並に広いですから。
もうここからはお姫様抱っこやらコッチでキス、アッチでキスとハートが飛び散っております
髪を下ろした帝がイタチ兄さんの様で素敵でしたわ~(*゚ー゚*) そしてそして・・・
めでたくご懐妊!とあいなりました。
平安時代って栄養状態が悪く(仏教の教えで動物を食さない)女性の体も小さかったから貴族
のお嬢様は妊娠も難しいし、出産も命がけ、せっかく産んでも子供のうちに病死も多かったで
しょうし・・・・大変>< (和宮様も子供の様に小さかったとか)
沙羅ちゃんも出産の時に意識を失いますが、帝のLOVEパワーで乗り切ります。
(実際には梅壺のお陰でも有るんだけどね)
梅壺には10年子供が出来なかった事を考えますと気の毒だなぁ・・・と。
その梅壺は出家し、弓弦王子の後見となります。 母の気持ちを味わえそうで良かった。
この二人もそれぞれ幸せになって嬉しいわ~特に東宮と睡蓮が結ばれて良かった。
みーんな幸せ。石蕗も出世・・・?え? ちょっとお灸を据えて欲しかったわ、と思ったら
最後の最後にありましたよ~ 右大将が沙羅双樹(女)と思い込んでる石蕗、東宮との
結婚を知り右大将に詰め寄ります。まぁ、女同士で結婚って無理だもんね^^;
そこで睡蓮が自分の胸を触らせます。「胸が・・・固い!」(*’艸3`):;*。 プッ
これから彼は悶々と悩み続けるでしょうw
さいとうちほ先生の絵はザ・少女漫画!って感じですがしっかりと描いておられて感心です。
私が綺麗だなぁと思ったコマが
馬って難しいですよね。そして人物の大きさで奥行きをキッチリ出されて・・・優美です。
そうそう、ひとつ不思議だったのは当時は仏教と神道が共存してたんだなぁと。
日出処の天子では仏教派と神道派で権力争いしてたけど、三種の神器を敬い、呪詛や
国の平安に仏教って面白いわ~私は無宗教だけど、ご先祖に手を合わせ、神頼みしてるから
なぁ^^; 日本って大らかでいいなぁ~(´∀`)
巻末にはさいとうちほ先生の作品作りのこぼれ話などが載ってまして面白かったわ。
原作にはBLのような展開があったたそうですね~原作を削ったり膨らませるのに
ご苦労されたことでしょう。 お陰様で楽しく13巻読ませて頂きました(^人^)
平安の女流作家の想像力と創造力に驚かされっぱなしです。このコミックを通じて
知ることが出来て幸せです。
そして4月から新連載だとか!売れっ子漫画家って大変ですね。
過去感想1~6巻 コチラ 7巻 8巻 9巻 10巻 11巻 12巻 (*゚.゚)ゞ
ここまで読んで下さりありがとうございます