お立ち寄りありがとうございます


英国のEU離脱、驚きましたね~ 町内会からの離脱とスケール違うけど似てる感じ^^;

得よりも、損してるって感覚が強くなってるんでしょうかね。


中野京子先生のヨーロッパ王族の歴史を読んでたら、もともと同じ血筋に統治されてたのが

よく分ります。王族のドロドロした話や信じられないような史実を驚きながら読みました。

絵と共に解説してくれるから背景がわかり、観る目も変わります。



「ハプスブルグ家」「ブルボン王朝」「ロマノフ家」12の物語シリーズ3部読みました。

基本はハプスブルグ家かな~   ロマノフ(ロシア)が一番暗い印象でした。

ハプスブルグ家・・・より「狂女ファナ」の絵



旦那が死んだのに防腐剤を入れた棺と共に歩き続けた王女ファナ・・・この後ずっと幽閉。

スペインのハプスブルグ家は近親結婚が続いて消滅。死産も多かったんですね。

ブルボンはフランス革命で終わるんだけど印象に残ったのはメディチ家から嫁いできた

金持ちマリーさんの絵。あのルーベンスに大金積んで自画自賛の絵を何枚も描かせたとか。

ルーベンスと言えば日本人にはネロとパトラッシュが凍えながらも夢観た絵でおなじみですが

お金はがっつり稼いでたんやな~σ(^_^;


そして一番暗いのがロマノフ王朝。

中学位の時イリヤレーピンの絵画展で感激しました。ロシアの農民の絵、迫力が凄くて

涙ぐんでしまうくらい。その時パンフの表紙が皇女ソフィアでした。



正直お姫様って感じじゃないですね。弟に幽閉され、窓には見せしめに処刑された人が><

その時は理解出来なかったけど、中野先生の解説読んだらよく分りました。

もうひとつ、ロシアって毒殺多いんですね。しかも親子(親が息子・婿を)殺すのが多い。

ロシア王族の最後も可哀相でした。銃殺された後、顔に薬品掛けて埋めたとは酷すぎ!

でも農奴や屯田兵の貧しさと扱いは酷くて、革命もやむなしかな・・・

 英国のメアリー王女

毒殺を恐れて栄養失調になって結婚した時は髪も薄く歯も無かったとか><

王族とはいえ、皆さん苦労されてるんですね・・・絵はかなり修正してるんかな~



私のおおざっぱな説明では伝わらないでしょう・・・ほんと、直ぐに名前が分らなくなるんです。

著者も嘆いてますが、同じ名前が多すぎ!だからお祖父さんか孫か分らない^^;


日本や、いくつかの国は王様(皇族)が残ってますが、もしドイツやフランスに王族が

残ってたらどうだったかな?ロシアなんてもう少し優しい国になってたかなぁ等と想像します。

何百年も前から外交や戦争で切磋琢磨した欧州やロシアには日本の主張なんて通らないと

弱気になりました。 北方/領土なんて絶対返してくれないだろうなとか・・・・


ベルサイユ宮殿が超不潔で結核の温床だったとか、ハプスブルグ家は皆しゃくれ顔だったとか

テストに出ないような話が沢山載っております。

領土拡大の為に政治の道具になったお姫様達や偉大な王様の陰で潰れた息子達がホント

不憫でした(。-人-。)



ここまで読んで下さりありがとうございます