「いろいろな思い出を 忘れないように~!」 | nararinn's DOOR 3rdAct
毎年、はがきで連絡をもらうと、
新丸子の決まった場所、
引き出しに入れるようにしています。
その引き出しの一番下に、その手紙はありました。

小学校から卒業して、中学校。
私立の学校、公立の学校、
特に、引っ越しまでしてしまったら、別
小学校の友達とは逢う機会がなくなります。
それを経験しました。残念ながら

引き出しの一番下にあった手紙。
小学校卒業後にもらった手紙は2通ありました。
というか、引っ越し先の住所、教えてたんだっけ?
手紙には、懐かしい松戸市の住所。幸せ

小学校の頃にもらった手紙

一人は、なっちゃんと呼ばれていて、
仲の良かった女の子でした。
勉強ができて、他の男子から好かれていて。
学校以外では逢ったことがなかったけど、
たまたま大学が同じだったこともあり、
キャンパスが違うから逢うことはなかったけど、
SNSでつながることができました。
もう結婚していて、幸せそう。割と
唯一つながっている、小学校の同級生です。
そうそう、手紙の片隅に、
これはラブレターではありません。
 みんなに送っているもーん。」
って書いてあって、
彼女らしい、思い出しました。


もう一人は、U。
同じく仲は良かったし、今思えば、よく
話しかけてきてくれていた女の子だった気がします。
確か、陸上女子で、マラソンとか早くて。
勉強は苦手。
クラスの人気者の男子から好きって言われても、
うんとは言わず...
恋愛とか興味ないのかと思いきや、
人の好きな人は誰かとか、聞かれたことがあった気がします。
Uとは、以後、全く連絡を取っていません。
6-1のクラスメイト。
なっちゃんよりは、一緒にいることが
多かったように思うし、なんか、一緒にいて楽しかった。

そして、その手紙の最後に、こう書かれていました。


「※ いろいろな思い出を
 忘れないようにー! (6-1との)」



2人には手紙を返していませんでした。
なっちゃんとは再会できたから良かったけど、
音信不通のUのことが気になります。

今から返事を書いても無駄なんだろうけど、
そんな小学校時代の景色とか、
思い出したくて、久しぶりに戻ってみました。

というか、2人は、どこに住んでいたの?
まだ表札とか、残っているのかな?
なんて気になって。

意外と住所に書かれた場所に行けば、
家があるんじゃない?

新京成線八柱駅
で、着いた八柱駅。

こんな感じ、だったっけ?
全然違う気がします。というか、変わったんだね。
前は、1Fに
ドムドムハンバーガーという店があったし。

小学校の頃に通っていた
市進学院も残っていました。
八柱駅といえば、ヨーカドー。
そうそう、駐輪場で安売りしてた。

今も変わらない。

やたら坂道の多い景色。なぜか畑もあって。
昔の友達の家がそのままあって。
Tぽん、Nたん、残っている景色が沢山ある、
これは、Uの家も見つかるんじゃないかな。



そして、気になっていた、Uの家に、
書かれている住所に行ってみることにしました。
松戸市日暮。前は*丁目とかなかったんだけど、
いつからか、それが付くようになったのかな。
でも、番地からは変わっていないだろう。

うん。きっと行ける。あわよくば、逢える。







でも、その場所は、もうありませんでした。







Uが住んでいたと思われる場所には、
アパートが建てられていた。
アパートの築年数とかを調べたら、
僕が去った年、その年の夏に、
既にそのアパートは建てらていたらしい。
Uの書かれている手紙の住所に、
アパートの名前とかがなくて。
たぶん、Uは、一軒家に住んでいたと思う、
つまり、Uは、手紙をくれた後、
半年で、違う場所に移ったということかな?

松戸市日暮の景色
逢えなかったどころか......
もう、手紙の住所に返事を出しても、
Uには届かないんだ......
ただただ感慨深くなりました。





暫く放心状態になって、歩いていました。
せっかく来たんだし、思い出の地を巡ることにしました。



常盤平第三小学校
母校、常盤平第三小学校。残ってたし。
この学校の正門までは、
大きく、2つのルートがあります。
坂道が多い景色ってここにも表れていて、
坂道の下から来るルートと、上から来るルート。
なっちゃんもUも
上から来るルートだった気がしていた、
何となく、二人とも、
八柱駅の奥に住んでいるイメージ、
でも、Uは、今思えば、下からでした。

西窪町にあったS君の家もまだありました。

以前住んでいた社宅
そして、自分が住んでいた、社宅。
社宅も今年でなくなるらしい。
取り壊している最中。

思い出の景色はカゲロウのようで、
生まれ変わってしまう。
そんなこと、しなくてもいいのに。





Uが住んでいたと思われる場所から、
僕ら、家、近所だったんだね。
いつでも逢えるから、
今逢わなくても大丈夫、なんて、安心していた。


夏休みとか、戻ってきてねと書いてあった。
どうして返事を書かなかったんだろう。
どうして逢いに行かなかったんだろう。
こんなに時間が過ぎてしまって、当時は、
こんな気持ちになるなんて、思ってなかった。





八柱駅近辺でもイベントがあります。
今年も、さくらまつりが開催されるそうです。
まだまだ蕾のままで、桜が咲くのは、
もっと先かもしれない。
毎年開催される祭り、多くの人が来ます。


そうだよね。

祭り、イベント、
どこで逢えるかなんて、予測はつかない。
もしかしたら、Uも戻ってくるかもしれないし、
SNSとかで見つけられるかもしれないし。

それなら、これから、何もしないのではなくて、
そのための準備をしないといけないんじゃないかな。








運命。奇跡。偶然。

いつ、どんなきっかけで、
再会できるかなんてわからない。

だから、ただひたすらに、
再会が最良にできるように、
不断の努力を傾けよう。

また、お互い笑って話せるようにって。


手紙の終わりに



「いろいろな思い出を 忘れないようにー!」


 手紙、ありがとう。
 楽しい思い出が沢山、宝物。
 絶対、逢いに行くよ。ありがとう。





「いろいろな思い出を 忘れないように」詳細
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