明日香4~昔の自分に出会うお茶屋さん | 奈良大好き主婦日記☕

奈良大好き主婦日記☕

鎌倉在住
奈良や仏像が好きで子育て終了と共に学び直し大学院博士課程修了、研究員になりました。
テーマは平安後期仏教美術。

明日香村、山の辺の道等万葉集の故地が好きです。
ライブドアにも書いていました(はなこの仏像大好きブログ)http://naranouchi.blog.jp



橘寺
につきました


ここは聖徳太子の誕生地で、橘の宮という欽明天皇の別宮があったところだそうです

image

 

太子殿
中には聖徳太子孝養像などが安置されています



蓮華塚(石組の中全部かな?)
太子が勝鬘経(しょうまんきょう)を講演したとき大きな蓮の花が庭に1mも降り、それを埋めたところだそうです。
太子のパワー、すごいな~
photo:02
上の写真の奥に見える木が
田島間守(たじまもり)が、11代垂仁天皇陵のとき、常世の国に不老長寿の薬を求めに行き、持ち帰ったところ垂仁はなくなっていたそうです
その時持ち帰ったものが「トキジクノカグノコノミ」といい、これが橘で、それがこの場所の地名の元だそうです
近鉄尼ヶ辻駅と西ノ京駅の間にある、垂仁天皇陵の濠の中に田島間守の小さい培塚(ばいちょう)がありますね



こちらは二面石
photo:03
またまた謎の石造物
後頭部を合わせた形で人の顔二面

飛鳥って本当に石造物が多い

二面は人の心の善悪二面をあらわしたものだそうですよ

こちらイケ面
photo:04


こちらブサ面
photo:05
なるほどねぇ・・・・・・・・



会津八一の歌碑もありました
photo:06
どこにあっても、会津八一のかなはやわらかな感じで和みますね


photo:07



観音堂にはこんなに美しい如意輪観音がいらっしゃいましたよ
image 
これは絵葉書の写真です
重要文化財



塔の心礎
photo:08
この模様はステキですね
はなびらのような、半円形の穴は添え柱だそう

38m余りの五重塔が立っていたそうですよ

規模の大きいお寺だったんですね



私が入ったのと反対側の入り口から見えるあの山は多武峰かしら?
photo:09



振り返ると本堂までまっすぐな参道
photo:10



新しい感じの万葉歌碑を見つけました
photo:01
橘の寺の長屋に我がいねしうなゐはなりは髪あげつらむか(万葉集巻十六 3822)作者不詳
(橘の寺の長屋に連れ込んで寝た(ナンデスト 、まだ髪を結ってもいなかったあの少女はもう成人して髪をあげるような娘になっただろうか)

あんたねー、どこにだれを連れ込んで、何をしたんですか?
誰だよ、これ詠んだの?

と、1300年前のやからに怒っても、始まらないわ、っていうか、終わってるわ




往生院は平成の建築

中に入ると、きれいな格天井がありました
photo:02
最近、私も鎌倉のお寺の格天井(こちらは薄肉彫でしたが)制作に参加したばかりなので
一方的に親近感わきました
華やかですね…なんだか京都のお寺みたい
photo:03
上向いて写真とっているので、私がひっくり返る寸前の角度でごめなさい


鄙びたいいお寺、いい天気、
写真ではわかりませんが、うぐいすが鳴きっぱなし
photo:04


わりと長い時間、橘寺の境内をさまよってから、お寺を出ました
photo:05


外の道にお地蔵さん
photo:06
平和だねー


さて川原寺に行ってみようか
photo:07



さっきまでいた橘寺を振り返る
photo:09



川原寺
photo:10
ここへ来た人はみんなやると思いますが・・・
復元されている礎石が実はプラスチックでできていて、その上に乗るとボコって空っぽな音がするんですね
初めて中学生で来たときも「ボコッ」、高校生で来たときも、大学のサークルで何回も来たときも「ボコッ」っとお約束事みたいに礎石に乗って、その「ボコ」音を確かめて、
「わーい、ニセモノだ!ニセモノだ!」って
何度もやった・・・・・・・・ 馬鹿だねえ


で、今回も、「もしかしたら本物の石に進化しているかもしれないぞ ≧(´▽`)≦ (んなわけないだろ)」と、
心の中で独り言しながら、またやってみた・・・・・・

「ボコッ」・・・・・・って音がした (〃∇〃)   ←  バカ継続中

川原寺の説明は下をどうぞ↓(写真に丸投げ)
photo:01

photo:02

photo:03

白鳳時代の大寺は、その後弘法大師ゆかりの寺として真言宗のお寺になったんですね
photo:04




次は岡寺を目指します

古い町並みになってきました
photo:05


途中でまだ行ったことのない
犬養万葉記念館(万葉学者犬養孝さんの功績を記念した記念館なんでしょうね)
に立ち寄ろうと思っていたら、
photo:06
休館でした

ま、しかたないから、岡寺へGO
photo:07


登り道です

子どもがいない頃、このあたりの民宿に旦那と泊まったなぁ・・・
どこだろう?
photo:08


旦那と泊まった民宿は忘れてしまったものの(ごめんよ


学生時代に来た、ご飯やさんは忘れていなかった

坂の茶屋
image 
 岡寺へ続く参道の急な坂道の途中にあります
 
image 


今のおじいちゃんおばあちゃんがこの茶屋をやってから50年経ったそうです

中には色紙がびっしり
photo:10
なつかしすぎー  

私も昔、大学時代に色紙を書いた!

探してみました


大学時代の色紙を探しているのに、高校時代の修学旅行で別のクラスのグループが書いた色紙を発見してしまった(°д°;) これにはおどろきました



肝心の私自身が書いた色紙も、ありました
↓これ、これ(*^.^*)
image 
 ただし、寄せ書き が、余りにも長い時間がたちすぎて 

全部消えとった( ̄□ ̄;)!! 
ガビーン(;´Д`)ノ ( °д°) 


 
定食をいただきました
photo:01
にゅうめんと山菜ごはん


わらびもちをオマケにつけてくださいました
image 
 
美味しかったよ~ 
 
また来なくちゃ