本日,大雨。
結構酷く降ったけれど雨。
関東以北はまたまた大雪。
すぐ溶けるくらいの雪は風情や季節感があっていいけれども2週間も溶けずにそのままなのはイヤだ〜
ようやく読み終えました。
原田マハさんの『風神雷神』
前半の途中でちょっと時間空いたので読み直してた。
面白かったわ
キュレーターから作家になられてるので
美術に関する描写とかワクワクしながら読める。
で、小説だその発想がすごいなどと書かれてるのに私の中ではもうこれは史実だ。
きっとそうだったに違いないと思い込んでいる。
俵屋宗達は若い頃に天正遣欧使節の青年4人と一緒にローマに渡り、これまたまだ若く無名のあのカラヴァッジョと会って・・・という事も私の中では完全に史実になってしまっている
ヤングで敬虔なキリシタンの青年が
当時当たり前だけれども嵐もあった航海で
ローマへ行き教皇と対面し
バチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画、
『天地創造』を見て,感動して泣くという描写。
わかるわ。
キリシタンでなくとも生で見ると動けなくなったもんね。
そして宗達とカラヴァッジョが会った
『最後の晩餐』もそう。
『天地創造』やら『最後の晩餐』をこの目で見て
キリスト教に興味が湧いて・・というか
「裏切り者って?」
「受胎告知って?」
「お母さんはマリアさんでしょう?お父さんは?」とかとかとか色々知りたくなって色々読んだ遠い昔。
そして『最後の晩餐』も記憶を辿ると本当に見たのか曖昧
誰もが知る作品だしミラノも訪れたので見た様な気になってるのか?
『天地創造』は間違いなく見たけども。
そして小説の中の青年と同じく私も
あのバチカンのサン・ピエトロ大聖堂の高いところにも精巧な工作がされていて,それがすごいと思った事も読み乍ら思い出したわ。
何百年経っても思うことは一緒ね。
絶対何人も犠牲者出てるはず。
あと、『洛中洛外図』も誰もが知ってる作品だけれども改めてその素晴らしさをこの作品で知ったわ。
ホントに面白い作品でした