経年変化に任せて | 奈良県古民家再生協会ブログ

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リフォーム工事は新しい材料と古い材料が混在して

しまいます。

比較的新しい家ならほとんどが大壁なのでまだあまり

目立ちませんが、古民家は構造材が見えていることが

多いので新しい材料が際立ちます。

この違和感を解消するには塗装という方法があります。

しかし当社はあまり塗装はしません。

経年で馴染むのを待ってもらうことにしています。

経年と言ってもかなりの年月が必要ですが。

最近設計士さんの仕事をさせてもらいましたが、設計士

さんは塗装が好きなようです。

 

外部の木部も塗装するところが多いです。

当社も外部は塗装することが多いのですが、個人的には

あまり塗装は好きではありません。

経年変化に任せるのが好きです。

以前、大工さんが丁寧に外部の板をカンナ掛けしてくれ

たのですが、それを塗装したところ塗装が剥げてしまい

ました。

杢目が平滑になり、油分が出たので塗装がのらなかった

ようです。

いい仕事をしてもらったうえでクレームになりました。

それは別として防腐塗装をしたからと言って長持ちして

いるように思えません。

古民家のような昔の家に塗装はされていません。

しかし十分長持ちしています。

塗装はその色にしたいというときにすればいいと

思います。

杉板などは10年もすれば普通に焦げ茶色になります。

桧は一時期カビのような黒いシミができることもありますが、

そのうち、灰色、古色に変化していきます。

そこが天然の木のいいところだと思います。