古民家のリフォームでは替えから使っていた木製建具を
そのまま再利用することがよくあります。
今新たに造ると結構高価になる建具もたくさんあります。
それにしても日本の木製建具は長持ちするものです。
ドアのように框を大きくして頑丈に造る建具よりも引き戸
が多いからでしょう。
引戸は変な力がかからないのでひずんだりすることがあ
りません。
しかし現代の人からすると建具の高さが足りません。
ほとんどの木製建具は高さが180㎝切れるくらいの高さです。
現代では身長が180㎝を超えるような人はたくさんいます。
また差鴨居と言って梁を兼ねた大きな鴨居もよく使われて
いるのでこれは構造材を兼ねているので簡単に切ったり削
ったりできるものではありません。
普通の鴨居ならば既存の建具を継ぎ足して背を高くする
こともできますが、あまり見栄えよくはありません。
また差鴨居を持ち上げるということもできません。
差鴨居の内法をどうしても確保したいとなれば床を下げる
という方法もありますが土台は建築当初のような仕口が
できませんから、構造上はあまりお勧めできません。
