竈から対面キッチン | 奈良県古民家再生協会ブログ

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古民家と言えばダイニングキッチンは北東の角にある

土間でした。

ご飯を炊くのも竈で火を使ってましたからそれが一番

よかったのでしょう。

ガス炊飯器は1955年ころから発売されていたようですが

なかなか一般家庭に普及するには時間がかかったのかも

しれません。

当時にしてみればリビングの中に調理機器が並ぶ時代が

来るとは思えなかったかもしれません。

 

古民家に限らずキッチンは対面ばかりになってきました。

私はキッチンに立つことはありませんが調理作業について

はこのレイアウトが一番導線が少なくて済みます。

横に移動するだけ、ふり返るだけで済みます。

またリビングにテレビがあれば見ながら作業もでき、人が

いれば会話もできます。

なのでこのレイアウトが多くなるのは当たり前かもしれま

せん。

背面式にする人はテレビや人がいないほうが調理しやすい

、目の前は壁や窓の方がいいという人です。

たまにおられます。

このタイプは食器棚が同じように壁に並ぶので少し移動

距離が長くなります。

設計する方も対面式に慣れてしまうと背面式は設計しづら

くなります。

しかし間取り上、ダイニングキッチンが広くとれない時は

背面式になります。

対面はやっぱり広めのダイニングキッチンが必要になります。

古民家のように広い部屋がある場合はそんな心配はありません。

 

さすがに11月ともなれば寒さを感じるようになりました。

そろそろ薪ストーブが活躍する季節になりました。