床を解体しています | 奈良県古民家再生協会ブログ

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床のリフォームです。

リフォームでは床を剥がすことが多いです。

湿気や経年劣化で床板が傷んでいたり、根太が弾力を無く

していたりします。

合板や建材は湿気を吸うと接着剤が効かなくなって剥がれ

だすこともあります。

あとは昔の家は根太が細いのではないかと思います。

この家位の築年数では大引や土台までが傷んでいることは

あまりありません。

 

根太や床板がしっかりしていれば、その上から新しい床板

を貼ることもできます。

床下の断熱はできませんが、一番経済的です。

 

土台の隅に火打ち土台が使われています。

隅についている斜めの材料ですが今ではほぼ使われません。

土台が基礎に緊結されているのですからどう考えても不要

です。

ところが当たり前のようにずっと使われていました。

 

土間が土のままというのも今ではないですね。

土間コンクリートを打設するのが当たり前になりました。

しかし、防湿の必要がなければ、地盤がよく乾燥している

のなら土間コンはなくてもいいと思います。

地面はやはり呼吸していたほうがいいはずです。

 

木の束は根がらみ貫でつながれています。

昔はそうでした。

土壁に入れる貫と同じ考えでしょうか。

柱や束のような垂直部材は水平部材でつなぐというやり方

だったのかもしれません。