土塀の補修をしています。
良く崩れかけた土塀がそのままになっているのを見かけます。
補修するとなると大変なのでそのまま放置されているのでし
ょうか。
空き家や古民家と同じです。
住む人がいなくなって放置された家、治したいけれどもそれも
大変、でそのまま崩れる待っているみたいです。
浮きかけた表面の土壁を掻き落として新たに下地を造ります。
本来ならこの上からさらに新しい土壁をつくってやればいい
のですが、時間と手間がかかります。
モルタルで表面を仕上げて塗装することにしました。
塗装完了です。
湿式の仕上げ材は手間と時間がかかります。
漆喰の外壁も同じです。
古くなった蔵などは漆喰が部分的に剥がれているのを時々
見かけますが、部分的に補修してもまたほかの部分が剥がれ
てきます。
本来長持ちするものなのですが、傷みだすと全体をやり替える
しかない状況になります。
時々相談されるのですが、これが大変なんですね。
ほとんど漆喰や土壁が剥がれ落ちていた蔵の壁を合板で下地を
造ってモルタルで仕上げ、塗装したことがあります。
本来の施工方法ではありませんが、躯体が安定しているせいか
20年近く経った今でもきれいな状態を保っています。