古民家など築年50以上くらいの家に行くと小屋裏
にこのような大きな丸太の梁や棟木を使った家を
よく見かけます。
外観も和風独特の入母屋の屋根が多いです。
私の家もこのような大きな丸太が小屋裏に使われて
いました。
昔は上棟時のシンボルのようなものだったのでしょ
うか。
多分に見栄もあったのかもしれませんが、大きな
構造材と屋根の瓦で家を上から押さえて落ち着かせ
る意味もあったと思います。
耐震上から考えてみると上に行くほど重い材料を使
うのは不利になります。
鉄骨造などは上に行くほど材料は細くなっている
と言います。
しかしこのような構造を見ると古くなったからと言
って建て替えも含めて考えるのはもったいなく感じ
ます。
だから今はリフォームが多くなっています。
新築需要が盛んだったころはこのような家も解体し
て建て替えていたのでしょうか。
部分的なリフォームで対処してきたかもしれません。
今ならよほどのことがない限りリフォームになるで
しょうね。
また、このような家でも空家になっている家もある
と思います。
もったいないとは言ってもどんな家でもリフォーム
がいいとは言えません。
基本どんな家もリフォームはできます。
しかしあまりに高額な費用が掛かる、リフォームして
もそれから先の寿命を考えると費用対効果が低くなる、
耐震や断熱が期待するほどの効果が得られそうにない
といった場合は建て替えたほうがいいと思います。
場合によっては構造材を再利用することもできます。
最近、建て替えかリフォームかで迷うにとが増えてき
ているように感じます。