リフォームの現場ですが、断熱材も100ミリの
グラスウールを使っていますがこれくらいは普通
になりました。
屋根面は200ミリくらいも普通になっています。
床の断熱材もこちらは大引間にも使ってかなり
厚くしています。
法改正もあって断熱等級は4が普通になります。
当社は新築の場合、断熱等級5から6を標準にして
いますが最近はメーカーさんなどは等級7を採用
するところもあります。
数値で表される性能は施主さんにも伝えやすいです。
そこで数値競争になります。
しかし実際の断熱性は数値だけでは表せないところ
もあります。
温かく感じるかどうかは住む人の体感です。
室温がほどほどあっても床や壁の温度が低いと
輻射熱で寒く感じます。
また体感温度は人それぞれでこれで大丈夫という
のはありません。
古民家の改修をしているとしっかり断熱しようと
すると結構大変です。
すき間も多いのでサッシを取り換えて、床、壁、天井
を断熱しても暖かくなったと感じる人もいれば、対し
て改善されていないと感じる人もいます。
土壁を取ってしまうべきか残すべきかも迷うところです。
費用さえかければできることですが、何分古民家は大き
いので外断熱などを採用しようとするとかなりの施工費
となってしまいます。
風通しの良い構造でこそ長持ちしていたのがあまり包ん
でしまうと弊害が起きそうな気もしますから、古民家の
場合はほどほどでいいのではないかと思います。