古民家のリフォームをしています。
リフォームも手を加える範囲によっていろいろ
あります。
改装程度のリフォームならば大工さんの仕事も
さほどではないですが、一般的には間仕切りの
変更や耐震補強、経年による劣化対策としての
構造補強などが伴うことが多いです。
そんな時は新たに構造材を追加することになります。
当社は新築工事でもすべて大工さんが墨付け、手刻み
をしています。
構造の補強、追加などのときはそんな技術が役に立ちます。
別に難しい仕口や継ぎ手を作らなくても金物を使えば簡単
にできることもありますが、なるべく既存の家の造りに合
わせて造ってやった方がいいと思います。
経験のある大工さんならできることですが、普段
プレカットばかりで家づくりをしていると経験の
浅い大工さんでは仕口や継ぎ手の加工をしたこと
がないかもしれません。
リフォーム、特に古民家は昔ながらの造り方を
しています。
今の大工さんでは難しい継ぎ手、仕口がしてある
こともあります。
そこは経験です。
新たに覚えることもあるでしょう。
それにはプレカットばかりではなく普段から手刻み
といった経験をしていることが生きてくると思います。