茅葺の屋根 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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今日は室生にある古民家にお邪魔してきました。

きれいな茅葺屋根です。

1年ほど前に葺き替えされたばかりだそうで、職人さん

や茅は茨木の方から来てもらったそうです。

茅というとそういう名前の植物があるのかと思いますが、

屋根の材料や家畜の飼料として使われた草の総称で

ススキ、ヨシ、チガヤなどのイネ科の多年草のことです。

 

茅葺屋根にはススキがよく使われているそうですが、

こちらの屋根はヨシで葺き替えされたそうです。

白川郷の合掌造りはススキだそうです。

葦のほうが茎がストローのように中空になっていて

長持ちするとのこと。

ススキは山に群生しますが、ヨシは河川などの水際に

群生します。

ヨシはアシとも読みますがゴロが悪いので一般的には

ヨシと呼ばれています。

茅は部分的に傷みだすとそこから急に傷みが広がる

そうです。

 

茅葺屋根の庇部分は銅の一文字葺きがされてますが、

葺き替えた後、ヨシの灰汁が流れて銅板が一気に腐食

したそうです。

銅板はご存じのように緑青を生じてそれが表面を保護

してくれますがその緑青が流れ落ちてしまい、穴が開い

てしまったそうです。

そんなことがあるんですね。初めて知りました。