古民家は寒い | 奈良県古民家再生協会ブログ

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古民家と言われるような家のリフォームになると

一番よく言われるのは「寒い」ということです。

暑さ、寒さは住む人の体感温度でどれくらいなら寒い

と感じるかは計ることはできません。

一般的に人が快適と感じる温度は17度以上28度以下

相対湿度40%以上70%以下と言われます。

同じ気温でも湿度が高ければ暖かく感じますし、低け

れば寒く感じます。

しかし、人の体感温度は輻射熱も大きく影響します。

同じ温度でも床や壁が冷たいと寒く感じますし、暖かい

と暖かく感じます。

この影響は結構大きいです。

断熱というとサッシを性能のいいサッシに取り換えるの

が早いです。

また床下や天井、壁に断熱材を入れることも効果があ

ります。

しかし、この断熱施工はエアコンなどの空調機器を使っ

たときに効率良く効くということです。

熱源がなくてはいくら断熱しても勝手に温度は上がりません。

 

ところが床に杉のような柔らかくて熱伝導率の低い板を貼る

と直接触れているところから熱が逃げないので暖かく感じます。

古民家は造り、間取りがどの家もよく似ています。

玄関を入ってすぐ右にある部屋が「しもみせ」と言われます。

農家の場合はるか昔はここが牛小屋だったという家もあります。

この部屋がリフォームして応接間になっていることが多いです。

ここが寒いんですね。

土壁の家は土には蓄熱性があるのですが、冷気も蓄熱します。

壁が冷たくなります。

床下にはおそらく断熱材は入ってません。

天井にも入ってないと思います。

また、床は低いほど寒く感じます。

和室などは比較的床が高くなっていて、畳が敷いてあるので

さほど寒さは感じません。

 

断熱施工もいいですが、体に触れる部分を変えることで改善

することもあります。