木工事完了検査 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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大工工事の完了検査に来ています。

まだ仕事が少し残っているようです。

レーザーを使って水平や垂直を確かめることも

ありますが、最近はどの大工さんもその器具を

持っているので枠は柱の垂直が狂っているような

ことはなくなりました。

吹き抜け部分の手すりです。

小さな子供さんがいるので少し心配でしたが、

しばらくはネットを張っておくそうです。

それがいいと思います。

継手もきれいに仕上がっています。

今頃ですが、大工さんが束と母屋を固定する

込み栓を打ち込んでいます。

見えるところなのでカスガイ金物というわけには

いきません。

込み栓の頭をノミで仕上げています。

 

こちらの家は1階はほぼ全体大和天井になっています。

2階の床板の裏がそのまま1階の天井の仕上げになっ

ています。

古民家風ですが、このような仕上げも人それぞれ好み

があります。

しかし、いかにも木の家という感じが出ます。

せっかくきれいに組み上げたものですから、石膏ボード

で覆てしまうのはもったいない気もします。

4㎝の厚みの板を使っていますが、2階の音はそのまま

響きます。

また、使う照明器具は限られます。

流行りのダウンライトは使えません。

 

現代の家ではこのような仕上げはしません。

下地になる木を天井に組んでそこに石膏ボードを貼って

仕上材(クロスなど)を施工しますが、昔の施工は下から

上に向かって施工するということが少なかったです。

上を向いて施工するというのは難しいからだそうです。

和室の天井板も竿縁天井がほとんどです。

竿を這わしてからその上に天井板を置いています。

大和天井は2階の床を貼るだけです。

石膏ボードやクロスといったものが考えられて家の造り方

も変わってきたんでしょうね。

 

今月、完成見学会をさせてもらいます。