ベンガラ | 奈良県古民家再生協会ブログ

奈良県古民家再生協会ブログ

奈良で古民家をお持ちの方、鑑定によるネットへの掲載や耐震・移築・解体に伴う古材の再利用をお考えの方はご相談ください。<奈良県古民家再生協会

ベンガラを塗布した柱と床板です。

解体されることになった家から一部持って来ら

れた木材を使ってリフォームしています。

 

ベンガラは紅殻とか弁柄とも表記されます。

インドのベンガル地方で良質なものが産出され

たことからこの名になったと言われています。

土からとれる酸化鉄が主成分です。

ベンガラは対候性、耐久性に優れていて漆と違

って紫外線にも強い塗料です。

自然素材で体に優しく、比較的安価なのですが、

これを溶かすには豆乳や焼酎が使われるそうで

保存がきかないのでその都度、必要な分量を造

る必要があるとのことです。

 

床板の足らずの部分に杉の板を貼ったのですが、

やはりきれいすぎて際立っています。

そこで塗装させてもらったのですが、柿渋を使って

います。

既存の床板との色合わせが難しく、ベンガラ色と

古代色を混ぜて塗装しています。

こちらは持ってこられた柱ですが、傷や仕口のあとが

あったので埋木をしてベンガラ色を塗布しました。

もとのベンガラの経年変化もあってか同じような色に

はなりません。

また、このような自然素材の塗料は下地の木の状態

によっても塗布後の色合いが変わります。

また、塗布しているときは濡れ色になっているのでいい

具合かなと思っても乾燥するとまた変わります。

自然の塗料は難しいですね。