何事も早期発見 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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どんな家でも長持ちさせるには、メンテナンスが必要です。

車に車検があるのと同じで、家も新しく建ててしまえばメン

テナンスフリーというわけにはいきません。

車好きの人なら、いつもいろんな所を点検しているはずで、

家も同じです。

しかし、一般の消費者にとってみればどこをどう点検して

いいものかわからないというのが正直なところかもしれま

せん。

不具合が出たときに建ててもらった会社や工務店に連絡

するくらいしかできないかもしれません。

今の家は、外壁も内壁も大壁といってボードやサイディング

で覆われているので構造を確認することができません。

昔の家は真壁といって柱が見えている造りが多かったので

何かあればすぐに発見できたものですが、今の家では無理

です。

しかし、家にとって大きな被害に結び付くのはやはり水漏れ、

雨漏れです。

部屋内に出てきて初めて気がつくことが多いですが、小屋裏

や外壁を調べれば原因は突き止めることができます。

(どこから水が来ているかなかなかわからないこともありますが)

次に水回りからの水漏れです。

これを早く発見するには、床下点検口(収納庫)を水回りの近く

に設置しておくことです。

浴室の隣にある洗面所やキッチンの近く、です。

これはシロアリや腐朽菌による被害の早期発見にも役立ちます。

現代の家は住宅設備もよくできていて、水漏れ等はめったにあり

ません。

古くなった給水管からの水漏れの可能性はありますが。

構造材に被害が出るとすれば、在来の浴室です。

今のユニットではなく、タイルを貼って造った浴室です。

土の上にモルタルを敷いてその上にタイルを貼っていますから、

長年使っていれば、下の地面に水がしみ込みます。

浴槽の水も土間に垂れ流しということもよくあります。

土間に設けた排水の穴から水が流れるだけという造りです。

周囲に水が回らない方が不思議なくらいですから構造材には

かなりの防水の処理が必要ですが、実際にはあまりなされて

いません。

今では在来でもFRP防水をして施工することをお勧めします。

水回りに点検口や収納庫があるのでしたら、ときどき覗いて

点検してください。

早期に発見すれば補修費用も安くて済みますが、構造材に

影響を及ぼす状態になっていると工事費もかさみます。

これは在来の浴室(タイル張り)から水が回って土台を傷めて

いる写真です。

洗面所の点検口から発見されたようですが、土台が水で浸食

されて腐食しています。

土台というのは家の柱の足元を固定している大事な構造です。

もっと早く発見できていれば、大きな工事をする必要はなかった

と思います。

水が漏れている個所を補修すれば済んだかもしれません。

今ある在来の浴室を取り壊して土台を取り換え、ユニットに変更

するという施工方法を提案させてもらう予定です。

 

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