外壁のクラック | 奈良県古民家再生協会ブログ

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瓦を載せたブロックの塀を左官屋さんがモルタル仕上げ

をしています。

モルタルで下地を造った後、塗装で仕上げる予定です。

よく見るとメッシュシートを敷きこんでいます。

クラック防止のためです。

かなりクラック(ひび割れ)を防いでくれますが、絶対的な

ものではありません。

下地のブロックが全く動かないというものでもありませんし、

モルタルも乾燥すれば収縮します。

 

今では家の外壁をラスを貼ってモルタルで仕上げるという

ことは少なくなりましたが、

昔はほとんどの家がそうでした。

大工さんがバラ板(小幅板)を外壁の柱に打ちつけて、その

上に左官屋さん(ラス屋さん)が防水紙を貼りつけて、その上

にラスという金網状のものを打ちつけます。

その上からモルタルで仕上げます。

モルタルは大体、下塗りと上塗りの2回です。3回塗すること

もあります。

ラスという金網はタッカーといってホッチキスの針のようなもの

を下地の木にめがけて打ちます。

このタッカーの数が少ないとラスと一緒にモルタルが剥がれて

落ちてくることがあります。

これはたまに見かけます。

またモルタルは下塗りはセメントを多く混ぜます。

強度を持たせるためです。そして上塗りは配合を薄くします。

これは収縮によるひび割れを防ぐためです。

下塗りの段階で乾燥を待ち、また上塗りの段階でもよく乾くまで

待ちます。

乾燥すれば、小さなクラックが入ります。

それから塗装や吹き付けなどの仕上げでした。

ところがよく乾燥させたにもかかわらず、数か月でクラックが入る

ことがあります。

下地の木が乾燥に伴って反ったりねじれたり、収縮するからです。

木造の場合は、避けては通れない現象です。

運よく全くクラックが生じないこともあります。

このクラック防止のためにモルタルも改良され、上記のようなメッシュ

が使われるようになりました。

住宅の外壁は今はサイディングが主流ですが、塗り壁や塗装を好む

人もいます。

(サイディングも無塗装板に吹き付けがあります)

乾燥のための養生期間が必要ですが、サイディングのように生産中止

や廃番といったことがないのでリフォームにも対応しやすい工法です。

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