床柱 | 奈良県古民家再生協会ブログ

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和室に使う床柱という部材があります。

最近はあまり使われなくなりました。

あまり本格的な和室は造らない傾向があります。

床の間がなければ使うことがありません。

写真の床柱は天然の絞り丸太です。

天然というのは自然に木の表面が波打った柱のことです。

 

この模様は人工的に造ることもできます。

スギの木の周りに写真のような丸い棒をまきつけることで

育つに従って表面に模様が付きます。

巻きつけの作業をしているところです。

ひと山丸ごとこんな細工をしてあることもありましたが、

今では見かけることはありません。

出来上がった柱がこれです。

見覚えのある人、自宅の床の間に立っているという人

がいると思います。

以前はどんな建売でも一件に1本建っていたと思います。

それくらい需要があったものです。

 

銘木屋さんに行くとこの床柱がたくさん並べてあってその

場で施主さんに選んでもらったりしていました。

この床柱ですが、背割といって普通の柱と同じように芯まで

の切り込みが入っています。

表面のひび割れを防ぐためですが、並んでいる状態では全

くひび割れはないのですが、施工してしばらくすると乾燥が

進むせいか出来上がってからひび割れが発生することが

あります。

天然乾燥の木ですから、ひびが入るのは仕方ないことなの

ですが、さすがに床の間の柱にひび割れは許されません。

生活してもらうことで、家の湿度が高くなりふさがることもあ

るのですが、自然の木のことですから必ず戻るという保証も

ありません。

仕方なくとり変えたこともあります。

自然の木というのは難しいものです。

 

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