今は少なくなった縁側というところ | 奈良県古民家再生協会ブログ

奈良県古民家再生協会ブログ

奈良で古民家をお持ちの方、鑑定によるネットへの掲載や耐震・移築・解体に伴う古材の再利用をお考えの方はご相談ください。<奈良県古民家再生協会

和室の続き間の横にある縁側です。

縁側といえば最近の家にはめったに造ることがありません。

敷地や建坪に余裕がないというが主な理由だと思います。

和室の畳の間と外部の間にこれがあるとずいぶんゆったり

とした感じになります。

写真では半間の幅しかありませんができれば4尺5寸(1365)

位あるとさらにゆったりします。

 

ある大学でアンケートを取ったところ日本の家で一番印象に

残っているところはどこか、というと「縁側」だそうです。

田舎に帰った時に経験した人がほとんどのようですが、今住

んでいる家にないだけに印象に残ったのか、純粋に気持ちの

いい空間に感じたのかはわかりませんが、日本家屋にはなくて

はならないものかもしれません。

 

今も縁側のある家はたくさん残っています。

これからは新築の着工戸数は減っていくと思いますが、縁側の

あるような家が復活すればいいですね。

私は自分の家にも実家にもあります。

夏は、日が暮れてからの夕涼みに、冬は天気のいい日に日向

ぼっことゆっくりできる空間です。