和室の続き間の横にある縁側です。
縁側といえば最近の家にはめったに造ることがありません。
敷地や建坪に余裕がないというが主な理由だと思います。
和室の畳の間と外部の間にこれがあるとずいぶんゆったり
とした感じになります。
写真では半間の幅しかありませんができれば4尺5寸(1365)
位あるとさらにゆったりします。
ある大学でアンケートを取ったところ日本の家で一番印象に
残っているところはどこか、というと「縁側」だそうです。
田舎に帰った時に経験した人がほとんどのようですが、今住
んでいる家にないだけに印象に残ったのか、純粋に気持ちの
いい空間に感じたのかはわかりませんが、日本家屋にはなくて
はならないものかもしれません。
今も縁側のある家はたくさん残っています。
これからは新築の着工戸数は減っていくと思いますが、縁側の
あるような家が復活すればいいですね。
私は自分の家にも実家にもあります。
夏は、日が暮れてからの夕涼みに、冬は天気のいい日に日向
ぼっことゆっくりできる空間です。