残りの1年が刻々と過ぎていく

 

 

埼玉での約4年という月日は

 

僕を大きく成長させてくれた

 

 

はじめは自立を目指そうと意気揚々と飛び込んだものの

 

トイレ、お風呂、車と

 

数々の壁にぶち当たってきた

 

こんなの出来ないと

 

心が折れそうになったことは何度もあった

 

出来るようになりたいと思った事が

 

なかなか出来ず

 

泣きたくなる時もたくさんあった

 

自分は障害者なんだと

 

現実を受け入れられない日もたくさんあった

 

 

それでも

 

ここまで頑張れてこれたのは

 

周りにいる同じ境遇の中で

 

必死こいてもがいていた仲間たちの存在

 

その仲間たちと過ごした

 

楽しい日々、くだらない日々…

 

それと

 

何よりも僕の背中を押し

 

僕の弱りそうな心を突き動かしたのは

 

僕の大嫌いな過去だった

 

 

心が折れそうになり

 

落ち込んでいた時

 

僕がいつも思い出すのは

 

あの日の夜だ

 

あの時、

 

〜だったら今頃楽しい日々を過ごしてたのかな

 

〜だったらこんな辛い思いせずにいられたのかな

 

そう思いだす度に

 

自分の過去を恨んで憎んだ

 

 

だけど

 

そんな過去も含めて自分なんだと

 

過去の僕がいなきゃ今の僕はいない

 

過去の自分が嫌いでも

 

せめて今生きている自分のことだけは愛していよう

 

過去にしてしまったことはこの先も消えることはないし

 

消してはいけない

 

けど

 

その過去が少しでも薄れてしまうくらい

 

立派な人間になって生きていこう

 

たとえ障害者だとしても

 

家族にだけでも自慢できる人間になってやろう

 

この先もいくつもの壁に打ちのめされそうとも

 

何度も立ち上がって生きてやろう

 

そう強く決意して

 

この先も僕の人生は続いていく…

 

 

 

埼玉での生活の始まり