妹のにゃんちゃんが虹の橋を渡った。
19歳の長生きちゃん。遊びに行ってもまあまあそっけない、でも撫でさせてはくれる、ツンデレなんだかなんだかわからないちゃぺおばあちゃん。
撫でるとふわふわでやわらかい毛並みだった。短いしっぽもかわいかった。
妹が汚部屋住人だから、ちゃかわいそう!って、一度妹の部屋を掃除したことがあったけど、子猫のときから妹の汚部屋にいて慣れてしまっているせいで、きれいな部屋だと不安そうだった。居場所がないよ〜みたいに部屋をぐるぐるしてくんくんして悲しそうな声で鳴くもんだから、もう掃除はやめようと思ったことを思い出す。
ことちゃん、ちゃちゃんのこと、よろしく頼むね。面識はないけど、私の妹んちの子だから、ことちゃんとはいとこ関係だよ。
妹も、長年連れ添った相棒をなくしてだいぶつらいと思う。お骨の写真やら法事の日程表?の写真を送ってきたけど……
悲しいのはわかるけど、うちだってことちゃんなくなって1年経ってない、その悲しみや喪失感はまだまだ生々しい傷なんだけどな。
妹は自分のペットをなくすのが初めてだから、ショックでかすぎて感情バグって、ちょっとしたお祭りみたいになってるんだろうなと思う。
私は…なっくん、ぷーちゃん、わかちゃん、ことちゃんをなくして、その度に本当に悲しくて申し訳なくて、どうしていいかわからないほど大きな穴が心にポッカリと空いて…もう、時間が癒してくれるのを待つしかないって状態を4度経験してるから…妹の行動に共感できないところもある。
けど、妹もぽっかり穴が空いてるだろうから、そっとしておく。やりたいようにさせておく。
ちゃぺちゃん、安らかに……