子どもの数は減っているというのに、平成27年度の「いじめ」の件数は22万4千件、「不登校」も17万5千人と、いずれも増加を続けています。

子どもたちの瞳から、未来への希望や、自信に満ちた力強さが失われてきたと感じ始めて、随分時間が経ちました。

 

インターネットやスマートフォンの普及、科学や経済の発展は現代の子どもたちに、一体何をもたらしたのでしょう。

モノや情報は巷にあふれ、便利さや快適さは得られたけれど、子どもたちの心は、むしろやせ細っていったのではないでしょうか。

 

 今、15歳から39歳までの日本人のうち、54万人が引きこもっていると言われています。

何か大切なものが失われつつあると感じているのは、私一人ではないと思うのですが、皆さんはどう感じますか?

 

 2001年4月、高校の卒業資格が取れる音楽学校として、C&S音楽学院は開校しました。

 ところが、プロミュージシャンを目指す子どもたちだけでなく〝不登校〟や〝引きこもり〟の経験を持つ子どもたちも『音楽が好きだから』という理由で、この学校にやって来たのです。

 

 傷つき、自信を失ってこの学校に入学してくる生徒たち。でも、彼らが抱えている問題・課題のほとんどは、子どもたちを取り巻いている社会や、周りの大人が抱えている問題・課題そのものでした。

 子どもたちは、純粋で、真っすぐで、まだ少し弱いがゆえに、そのダメージを強く受けていたんですね。

 

変わらなければいけないのは、私たち大人のほうだと思いました。

 

このブログでは、この学校で私が出会った子どもたちのこと、経験してきたことをご紹介しながら、今、大人の私たちが、どう子どもたちと接していけばいいのかを、皆さんと一緒に考えていければと思っています。