「綴り方」と「自分史」なにが違う? | ガン患者応援団〜あなたに治ってほしいから〜

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自分の命、家族の命を守りたい!
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治った先輩たちの手記や証言、現役患者さんの
治す取り組みも赤裸々に紹介します。

↑ 瑞々しいカツオ菜

 

昨日は神奈川県でも、雪模様、

凍える1日でしたが、今日はいいお天気です。

 

自然栽培の野菜セットの宅配に

入っていたカツオ菜。

葉っぱの長さ15センチほどもある立派さ。

 

この辺りではあまり見かけないけど

福岡では、お雑煮に必ず入れるおなじみの

野菜だとか。

汁物に入れるとダシがいらないぐらい

おいしくなるので、カツオ菜というのだそう…。

 

一枚でも食べ出がありそうで、楽しみです。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてさて、肝心の「綴り方」…

 

ガンとか大きな病気になると

来し方をつくづく振り返り

自分のやってきたことを書き留めて

おきたくなります。

綴り方も自分の体験を書くので、

自分史とどう違うのか?って

思いますよね。

 

『いのちの田圃』244号に詳しく

書かれています。

 

「綴り方教育は、大正時代に始まって、

戦後、無着成恭さんがまとめた文集

『やまびこ学校』を拠点に隆盛した

民間の教育運動です。

当時の教師たちの第一の関心事は、

子供たちをいかにして〈貧困から脱出〉させるか。

〜〜中略〜〜

教師たちは、子供たちに対して、その

厳しい生活の現実を、

〈自分たちの言葉で〉、ありのままに

記録させることによって、なぜ、どうして

こんな貧困が存在するのか、どうすれば

そこから脱出できるのかを

考えさせようとしたんです。」

〜〜中略〜〜

どうすればこの貧乏から抜け出せるのか

・・・書きながら考え考え、貧乏の原因を調べ

、また書いて、また考えて、生活費の計算も

しながら、さらに書く・・・

それが綴り方なんです。」

   〜〜『いのちの田圃』244号より〜〜

 

しかし、子供たちに過酷な現実を見つめさせ

その原因を深く考えさせることは、国家権力に

とって不都合なこと。でもって

太平洋戦争間近の1940年から42年にかけて

300人もの指導者が検挙され、弾圧されたそう。

 

綴り方の精神は

〈過酷な生き方から脱出〉です。

厳しい貧困から、なんとか脱出しようと

農山村の子供たちが力を振り絞って

もがいたように、

ガンの原因になった過酷な生き方から

脱出して、〈新しい人生を力強く始める〉

ため、命がけでもがいて新しい人生を

掴みとってほしい・・・そんな願いのもとに

ガン患研の「綴り方」があるのです。

 

一方、「自分史」は

人生の幕をひくのが目的。

こんなに頑張ってきたんだ、

苦しかったけど、よく耐えたなとか…。

そうすると、どうしても美化しがち…。

 

「人生を終えるため、自分史は書かれる!

 新しい人生を始めるため、〈心の若人〉は

綴り方を書こう! 」

  〜〜『いのちの田圃244号より〜〜