一般に、根菜は直播きが常識ですが．．．
アブラナ科の中でも、カブは特に虫害を受けやすく、酷い時は発芽直後から子葉や一枚目の本葉が食べられて、成長せずにすべて消滅してしまうこともある。
『大カブは育苗可能』ということで、以前から育苗で栽培しています。無農薬で虫害を防ぐには、ポット育苗～定植後の不織布トンネルが確実なんです。
で、「中カブや小カブは本当に育苗できないのか？」と疑問に思って、今年試してみました。
【品種】耐病ひかり [タキイ種苗]
時期によっては大カブにまで育てられる品種ですが。
★1回目
3/7 ７．５ｃｍポットに播種3粒×16、保温育苗
3/30～4/3 定植16株(2.5葉1本) 株間20×20ｃｍ、２条千鳥
5/14～21 収穫 中カブサイズ
【評価(５段階A～E)】 Ｂ
★2回目
8/18 ９ｃｍポットに播種4粒×9
9/5 定植9株(3～4葉１本) 株間20ｃｍ、１条
10/8 収穫 小カブサイズ
【評価】 Ｃ
カブ本体は綺麗。葉は虫害あり。
茎葉が硬い。たぶん、無肥料で生育が遅いのが原因。葉を食べるなら、追肥・灌水をして短期間で育てる方がよいかも。
来年は、中カブも育苗で、色んな時期に栽培してみます。無肥料栽培にするか、肥料を使うか、迷うところですが。