5月4日は
僕の敬愛する
寺山修司さんの命日でした…
ちょうど亡くなったその100数日後に生まれた僕は、
まったく時代を重ならず、
だが、いつのまにか寺山さんの存在を知っていて、
いつのまにかその世界に惹かれ、
いつのまにか芝居の世界に、
そして気がつけば、
いつのまにか寺山さんに関わる劇団にいます。
僕の思考はすくなくとも寺山さんの影響を受けています。
寺山さんの芸術性に感銘をうけています。
まったくそんなつもりなかったのになぜかアングラに足を踏み入れています。
だけど、「地下ではない、高い場所に自分をおく」ことを目指して…
あの時代は良かったと、少しでも触れたかったと、
今でも思います。
ですが、
寺山さんのいない時代を生きる者として…
何ができるか、それは追うことではなく、模索すること、
自分、をどう、表すか…
寺山さんの作る世界、
僕の作る世界、
時代が重ならないように重ならないけれど、
― 百年たったら帰っておいで、百年たてばその意味わかる ―
僕は百年も生きてません、
ただただ、尊敬しています。
鶴見直斗