静かに、動きをとめたまめ。
慌てて別の部屋にいたメロンパパを呼んで
「まめ、逝ってしまったのかな?」
顔を覗き込んでも、瞳は動きません。
呼吸も無い様です、まだ暖かいのに。
「よく…、頑張ったね。」
ウロウロしだしてから、10分も経っていません。
トイレや嘔吐だからケアしなきゃ、位の出来事でした。
あまりにも潔くて、気位の高いまめ様らしい旅立ち。
「永遠に9歳よ!」…15日が10歳の誕生日だったからね。
午前中の体重は、2.5㎏。
横になっている姿は、美しくすらありました。
本来なら身体を清めてやって、お別れを惜しみたかったのです。
が、翌日8日の月曜日は、友引で火葬場は軒並みお休み。
20時までの火葬場にお願いしようと思ったら、いっぱい!
猛暑の時期、大切な家族が傷むのは、絶対に避けたかったのです。
メロンパパが必死で探し回り、あるペットセレモニー社から
「15時過ぎでしたら、大丈夫です」と、お返事貰いました。
…え?もう、14時過ぎ。今すぐ出ないと間に合わないの?
洗濯も布団も、猫のトイレも干してあったので、大急ぎ。
着替えている暇なんて無く、思いっきりTシャツ。
花は途中で買うとして、一緒に送るエサをひっつかみ…。
まめを入れた箱を抱き、バタバタと出発。
1時間前は、生きて動いていたまめ。
現実を、上手く受け入れられないままでした。
↓まだ3歳くらいのまめと高校生のメロンっ子
↓とらにつぶされてる