何を隠そう、自分の音楽趣味形成において、ビルボードチャートトップ10みたいなポップミュージックの存在は欠かせなかった。Led ZepperinやPublic Enemyーを聞いて育ちましたみたいな感じで振る舞いがち(?)ですが、2010年代のポップミュージックとGOSSIPSのような雑誌には、小学生後期から中学・高校あたりまで一番影響を受けました。学生シャツと体育のスボンでよくコンビニに行ってはGOSSIPSを買い、TSUTAYAでCDを借りていたあの頃。

 

そしてここ数年、ソロでバンバン活躍するようなディーヴァやポップスターが欠如していると言われていまぱしたが、ニューフェイスたちがポップスを復興しているとも言えるのが2024年ではないでしょうか。

 

 

 

というわけで、過去の記憶的なポップスをまずは振り返ってみましょう。*時系列関係なし

 

 

ショート動画配信アプリTikTokが誕生する6年前にリリースされたKeshaの"Tik Tok"

 

 

 

 

ボリューム上げて酒で酔っ払おう、パーティは終わらない!というチープな歌ですが、この曲ほどこの時代を象徴する曲はないのかなと思います。このアルバムは当時ちゃんと中古で買って毎日聞いてた。このアルバム以降Keshaは音沙汰ありませんでしたが、調べると2017年、2020年と作品出していて、去年にも出してました。

 

 

 

作詞家としても度々クレジットがあり、Arianaにも歌詞提供を"Pink Champagne"でしていました。

 

 

 

 

 

ディズニーチャンネル子役から突然奇行に走っていったその一幕を極東の島国から見届けていたと言っても過言ではない、Miley Cyrus。Beatsのヘッドホンがちょうど流行り始めていた時に、このMVの最初のシーンが印象的だった"We Can't Stop"。

 

ハンナモンタナから突然髪の毛をP!nkのような刈り上げショートにし、GOSSIPSのような雑誌ではウィードのこと奇抜な服装で、「マイリーの奇行が止まらない!」みたいな話題でよく埋まってた気が。ハリウッド子役にはありがちなフェーズですよね。

 

こちらの曲も、今では死後の「YOLO(You Only Live Once 人生は一度きり)」的な概念の歌詞と映像。

 

 

 

バラードのこれも当時よく流れてた。

 

元々父親が有名なカントリー歌手というのもあり、Beyonceのカントリー楽曲にも客演したのも記憶に新しいです。

 

 

 

 

Black Eyed Peasがめちゃくちゃ流行っていたのもこの辺ですね。(入ったばかりの高校で新学期タレントショーがあって、全校生徒の前で1人で"I gotta feeling"を歌ったの黒歴史すぎて未だに共感性羞恥心で無理)

 

 

 

 

 

グループからソロ活動していたFergieのアルバム『The Duchess』も欠かせません。特に、"London Bridge"や"Fergalicious"のトラックが印象的でした。腹から太い声を出しながらも強弱の付け方が上手いシンガーというイメージ。

 

そういえば、Black Eyed Peasってその音楽性のチャラさ?から、ヒップホップのフィールドでかなり過小評価だとずっと思ってます。

 

 

 

 

最後は、音楽キャリアを一時停止してビューティ産業に励むRihannaのこちら。

 

 

 

 

当時付き合っていたDrakeが客演する"What's My Name?"、あとCalvin Harrisによる"We Found Love"とか、"Only Girl (In The World)"とか。その低い歌声が特徴的ですが、バラードの"California King Bed"では結構可愛らしい声で歌ってるんすよね。

 

今ではRockyと家庭を作って何より幸せそうなので、このまま新曲でなくてもそんなにショックでもない。

 

 

では、時代を今日に戻して、今ホットなニューカマーたちを!

 

まずはTate McRaeから。

 

 

 

 

TikTokで流行ってる歌手という印象しか最初なかったのですが、ツアーのパフォーマンス動画を見て、こんなに歌って踊れる系なんだと感心して以来、見方が変わりました。元々プロダンサー?か何かでダンスすごく上手いんですね。

 

 

 
 

 

 

 

ただのTikTokスターで終わると思っていたAddison Rae。歌手デビュー曲"Obssesed"でめちゃくちゃコケていて、もうシンガーキャリアは終わりかなと思っていたのですが、

 

 

 

"Addison Rae giving us NOTHING"なんていう動画まで作られたり。

 

 

しばらく経ってCharlie XCXと絡み始めて、ただのTikTokの誰かで終えない熱意アピールが始まり。

 

 

 

 

そして踊りはなしで出た今回のシングル"Diet Pepsi"が今大ヒット。

 

 

かなり脳内に残る曲で、つい歌ってしまう。

 

ちょうど先日、アメリカでツアー中のCharlie XCXのマディソンスクエアガーデン公演でTroye Sivenと3人で同曲を披露するなど、意地でもTikTokで終わらんぞ‼️という熱意を感じます。

 

なんせまだいい曲が1曲しか出ていないのでアレなので、様子見です。

 

 

そして最後はSabrina Carpenter。今年流行り始めたというよりここ数年ずっと人気だったと思うのですが、そんなに能動的に聞くこともなかったんです。

 

 

 

 

グッと人気を持ち上げたのが、"Espresso"ではないでしょうか。小柄でキュートな顔立ちがチャーミング。続いてリリースされたアルバム『Short 'n Sweet』から、"Please Please Please"、"Juno"、"Bed Chem"もめちゃくちゃ流行ってるし、普通に楽曲として良いです。

 

彼女の面白いところは、自身のゴシップや私生活まで全てリリックで消化していて、まんまゴシップのタイムラインとリリックが繋がるんです。Camila Cabelloとずっと付き合っていたShawn Mendesが別れて、そのすぐ後にSabrinaがパパラッチされ、そしてまたShawnとCamilaの交際説が出て、その後SabrinaはBarru Keoghanと付き合っています。

 

Bed Chemでの「あのイケメンは誰?白いジャケットに強い訛り(Barryはアイルランド出身)」とBarryとの出会いを時系列で歌っていたり、Shawn Mendesの元カノCamilaとのドラマも笑いにするMVを作ったりと、ユーモア満載。

 

 

 

 

同じディズニー出身、そしてCamilaと同じラテン系のJenna Ortegaが、Camilaを演じているかのような映像で2人は殺し合うっていう。けど実は最後男の葬式オチ。

 

ちょうど昨日幕を開けたツアーの写真や映像が流れてきて、全曲で衣装替えしてるんじゃないかっていうくらい可愛い衣装にレトロなステージングで、ライブヴォーカルもすごくてめっちゃスクロールして見ちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じで、新旧かなりざっくりとポップスターたちについて書いてみました!

 

消費的でチープな側面で軽視されがちな音楽ジャンルですが、自分はずっと好きなジャンルでもあるので、これからも楽しみです!

そしてこれらの新しいアーティストたちが、TikTokでバズる音楽に留まらず、歴史に残るようなアルバムを出すことを期待して!

 

では!