仕組み
食物や水は、生きるために必要なものとして口から体の中に取り入れています。一方、体の中に入ってくると危険なものも、口や皮膚やあちこちから体の中に入ってきます。細菌やウイルスなどの感染微生物がその代表です。
そんなものから、人の体を守るメカニズムが免疫です。
自分以外の異物に反応する事で、細菌やウイルスを認識し、撃退します。アレルギーとはその免疫機能のバグです。
例えば、卵アレルギーだと、卵を細菌・ウイルスと間違えて攻撃している、ということが起こっています。
腸管に分布する免疫細胞が、体内に入ってきた異物(抗原)の認識を担当しています。
すなわち、食物アレルギーは、腸管免疫の異常によるものです。
あるいは、乳児であるために腸管免疫の未完成がつくったものです。
食物のアレルギーは、多くの場合、それに含まれるタンパク質が原因になっています。
タンパク質が胃腸で正常に消化、分解され、アミノ酸となって吸収されれば、アレルギー反応は起こりません。
消化が不十分で、タンパク質のまま吸収されるとき、アレルギーが起こります。乳幼児は腸管の発達が未熟であるために、かなり多くの未消化のタンパク質が腸管を透過します。その量は、下痢などで腸管の状態がよくないときには増加します。また、タンパク質は口の中の粘膜や皮膚からも体内に入り、顔が赤くなったり、目の周りが赤く腫れたりします。
成長につれて、タンパク質がきちんとアミノ酸まで消化できるようになれば食べ物アレルギーの症状の多くは改善されます。
症状
食後30分以内に、まず口の周り、顔、くび、胸などにかゆみを伴って赤い蕁麻疹が出る。口唇や眼や舌がはれたり、酷いと嘔吐することもある。
30分~1、2時間程度過ぎると、腸管からアレルゲンが吸収された場合、全身にかゆみのある蕁麻疹が見られます。
非常に症状が強くなると、呼吸困難や血圧低下などのショック状態になることもある(アナフィラキシーショック)。
ちなみに、消化器官が成長してきても、顔まわりはその食品の耐性がつくまで蕁麻疹が出ます。
例えば卵アレルギーがある赤ちゃんで、消化器官が成長してくると、おなかの中で卵の蛋白質が消化されてアミノ酸になるので、内部のアレルギー反応は起きませんが、成分が口の中の粘膜や食べこぼして口囲の皮膚から直接吸収されると、かゆみを伴ってじんましん反応が起こる、という仕組みです。
食品別ポイント
(※乳幼児用の記事になります!5大アレルゲン(卵、小麦、牛乳、米、大豆)中心に書きます。)
卵
粉ミルクを用いる乳児では最も多い。
生卵のほうが強く出る。
抗原として強い順に卵白☞卵黄☞鶏肉
痰を出しやすくする薬(塩化リゾチーム)、ワクチンで症状出ることもある(お菓子などの加工品で問題なければ大丈夫だそうです。)
牛乳
母乳100%で育った乳幼児の方が多く見られる
加熱した方が強く出ることがある
牛乳の80%を占めるタンパク質、カゼインに反応している場合が多い。
人工乳がアレルギーで飲めないときは、アレルギー用のミルクを用いる。
引用より☟
①.ニューMA-1、MA-1・mi(以上森永乳業)、ミルフィーHP(明治乳業)。
牛乳を酵素で分解したもの。牛乳の抗原性は残っているため、アレルギーが強いと使えないこともある。完全な合成品よりも飲みやすいですが、おいしくないことには変わりありません。のんで患児が下痢するときは、少しうすくして試してもよいでしょう。乳糖や大豆も含まれていません。
②.エレメンタールフォーミュラ605Z(明治乳業)。
全くの合成品でミルクに似せたもの。これがミルクかというほどおいしくありませんが、アレルギーが強ければこれを用いるしかないかもしれません。合成品であるための長期的な栄養や免疫の問題があるかもしれません。
③.ボンラクトi(和光堂)。
大豆で代用したもの。味はともかく、必須アミノ酸の含硫アミノ酸が少なく、大豆のアミノスコア82を考えると、長期的には栄養が心配です。乳糖を含まないため、母乳栄養児の乳糖不耐症に対するものと考えた方がよいかもしれません。また安価でよいようです。
④.E赤ちゃん(森永乳業)
少し牛乳を処理して健康によいとうたったミルク。牛乳アレルギーの強い患者さんには使えませんが、ごく軽い患者さんにはよいかもしれません。
どれを選択するか難しいところですが、牛乳アレルギーがあるときは一番よいのは、母乳でがんばることです。保育所その他でみてもらう必要がありどうしても人工乳に頼るなら、MA-1・miかミルフィーHPのどちらかということになります。
小麦
強力粉になると抗原として強くなる。
米や小麦は胚芽の部分にアレルギーが強くあらわれることがある
肉類、米、大豆
これらは食べ物アレルギー少ないそうです。全く出る子がいない訳ではないのでこれも微量から慣らす。
Aカット米はなるべく使わない。
魚
内臓など魚の免疫成分は症状が強く出やすい。
シラスやちりめんじゃこからならしていくと良い。
サバやイワシを食べてじんましんがでる人には、魚介類・エビ・イカ・タコの寄生虫アニサキスに反応している可能性がある。
ソバ
アレルゲンの値が正常でも症状が強く出る場合がある。血液検査では分からない。
他にも、エビ、カニ、魚類がアレルゲン値正常でも症状が出ることがある。
対処方法
経口減感作療法
完全に制限している期間が長くなると、誤食などで強く症状が出る危険があるので微量からならして耐性を獲得していくのがよいそうです。
ただし、その子のアレルギーの強さなどで、何歳ごろからどういう風に進めていくのがいいかは個人差が大きくあるので、必ず医師の指示のもとで行う。
ショックの懸念から、開業医では行ってないことがあるので、電話してからやってるか聞いてみるといいかも。
体調が悪い時、運動やお風呂で血行が良くなると症状が強く出ることがあるので気をつける。
症状が強く出ても病院に行けるよう昼間行うのがいい。それでも心配な時は、お医者さんの前で行う。
食物アレルギーの強い患児は、秋から冬にかけて風邪をひいたとき喘息様症状に注意して下さい。
※ただし、小児以降に発症した食べ物アレルギーは経口減感作がうまくいかないことがあります。
小児以降の食べ物アレルギーについては次の記事に書いていきます










うちの姪っ子は、10ヶ月で完全母乳から粉ミルクに移行した際に牛乳アレルギーと卵アレルギーが出ました。
ほっぺが赤くなって可哀想でした( i _ i )
粉ミルクをMA-miに切り替えて、体が小さく消化器官もまだ成熟してなかったとみて、しばらく卵牛乳を完全除去し、1歳過ぎた頃から少しずつなれさせ、卵、牛乳を克服しました
いま二歳半で、ツルツルほっぺになりました。
ちょっと赤みが分かりにくいけど、こんな感じ。
1番酷い時はもう少しほっぺが真っ赤でした。あごも赤かった。
今
あーかわいい
(おばバカ)
子供って天使ですね~。
最近念のためアレルゲンの値はかったらほぼ正常値に戻ってました。
症状顔だけの軽度の部類だったし、値も戻るのも早かったのかな?
まあ、アトピー完治ということでめでたしめでたし。
参考
こちらの内容を引用し、分かりやすく再構成したので、
詳細はこちらを見てください。
乳幼児アトピー性皮膚炎の食べ物アレルギーについて
食事制限と再開の仕方
食べ物アレルギーの経口減感作について
iPhoneからの投稿

食べ物アレルギー と
痒みや炎症を誘発するもの









