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今日は、
子供の教育に関するお話です。
卒業式シーズンですね。
街で、花束を持った学生さんとすれ違います。
おめでとうございます！
その姿を見て、
我が子の卒業式で
「届かなくて、残念だったな・・」
と思い出す先生の言葉があります。
それは10年以上前、
子供の中学校の
卒業式でのこと。
教頭先生の式辞の中で
「卒業したら、
君達はもう
学校には来ないでください」
というメッセージが有りました。
言葉だけ切り取ると
なかなか厳しい言葉なのですが、
そうではなく、
中学校の思い出が楽しかったといって
振り返ってはいけない。
将来に向かって歩んで欲しい。
という趣旨のものでした。
その式に参列した私には、そう理解が出来ました。
ところが
理解力の足りない愚娘は、
言葉の額面通りに
「学校出禁の宣告」
と受け止めていたようで・・汗
子供は長い間、
その言葉を
先生の強い指示だと思っていたようです。
卒業後、
中学の部活見学に誘われても、
断固として行かなかったと
（出禁だから）
その誤解を知ったのは、
本人が成人してからでした。
（確かに卒業後に、子供が学校に頻繁に来るのは
現状になにか問題や不満がある場合が有ります）
それにしても、しかし、この理解力・・
やはり、そこは中学生。
先生の言葉の裏にある、
深い思いを理解することが
出来なかったようです。
我が子を筆頭に
特に今の子供に多いのが
● 言葉の裏を汲み取れない。
● 情緒で物を考えにくい。
この傾向が強くなっています。
これはゲームやデジタル時代の影響、
YES か NO の操作を求められる
時代の変化なので
こちらも対応していくしかないと思っています。
あの先生の一言で傷つき、
中学校で過ごした３年間の記憶を
クローズした我が子は、幼い。
理解力も足りない。
とはいえ
なんでもマイルドに言う、
ハッキリ明言しない
この頃の傾向も好もしいことでは有りません。
子供に響く、わかりやすい
子供に向けた言葉を選ぶ。
これもまた、
我々大人の知恵と知識なのではないでしょうか。
この卒業シーズンになると
あの式辞が思い返されます。
一方で、今年の桐朋高校の答辞に
感激しましたので、
リンクを貼っておきます。
清々しく素晴らしい文章に、涙が出ます！
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