今日の午前中、関東は雨風雨強かったですね~。

五反田辺りの目黒川

もう桜散っちゃった~?花筏が。

でも、まだなんとかお花見はできそうですが。

 

さて、その五反田で今日のおやつをゲット。

前に記事にしたことがありますが、恵比寿にある豆富食堂

その姉妹店でパン販売のみのお店が五反田にあります。

おから豆乳で出来ているドーナツドーナツも売ってます。

ミルクキャラメルつぶつぶいちごのドーナツを買ってきました。

このお店に寄ったら絶対買う味噌パンも。

微妙に塩辛くって、でもやさしい味。

まわりのメロンパンメロンパンみたいな食感も好き。

お店の外観

前は違う店で(というか度々変わってて何の店だったか覚えておらず)

居抜きでそのまま使ってるかと。あ、でも棚は違うか。

 

おからで出来てると思うと罪悪感が薄れて、ついつい食べてしまうのでした~滝汗

 

 

 

さて、最近食べ物の話ばかりなので、久々に最近(というかこの2ヶ月に)

読んで印象に残ったをご紹介。

 

まず一つ目。

 

2月にニセコに行った時に持っていった本。

雪の結晶が強く降っていて、(私だけ)スキーしたくない日や夜、ベッドの上で

読んでました。

 

amazonの紹介文

エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀長篇賞 受賞作
3人の女性の視点で浮き彫りになる“連続殺人犯”アンセル・パッカー46年の人生
 

以下私なりに簡単なあらすじを。

アンセル・パッカーは十代だった頃に3人の少女を殺害、

そして大人になってから更に1人の女性を殺害。彼の刑の執行は12時間後。

アンセルの12時間には、3人の女たちの物語が関わっている。

十代でアンセルとその弟を産み、暴力を振るう支配的な夫から逃げ出した

アンセルの母。

里親の元でアンセルと過ごし、刑事となって彼の事件を追う女性。

そして被害者となった少女の双子の妹。

 

最初、拘置所にいるアンセルから話は始まります。

どんな罪を犯し、捕まるまで何をしていたのか、という話は3人の女性の物語を

絡めて徐々にわかっていきます。それが推理小説のようでもあります。

 

 

はい、次に参ります。

amazonより 
    渋谷駅で毒ガス散布事件が発生。

実行犯として指名手配されたのは宗教団体「光の心教団」の幹部男性と、

何も知らずに同行させられた23歳の信者・岡本啓美。

この日から、無実の啓美の長い逃亡劇が始まった。

名を変え他人になりすまし、“無実”の彼女はなぜ逃げ続けたのか?

 

サリン事件をヒントに書かれているのは間違いないと思うのですが、

それから後の主人公の生活が波乱万丈メラメラ

元々厳しい母親から逃げ出す為に入信し、事件も(毒ガスを撒いた)幹部の後を

何も知らされず、ただついて歩いていただけ。

その後も大変な事(件?)だけど、そうせざるを得ない状況に巻き込まれ続ける。

もしその状況だったら、自分もそうするかも…と思ってしまう。

こちらも先が早く知りたくて、読み進めていました。

逃亡中に関わった人物達も訳アリの人ばかりで面白い。

 

そして上矢印「ヒロイン」からの新興宗教つながりで・・・下差し

 

かなり分厚い本でまとめるのが難しい。

てか、もう図書館に返却してしまったので、覚えてる部分しか書けないよ~泣き笑い

 

宗教とは自然や病気等、人間の力ではどうしようもない事柄から守って欲しい時に

人間が祈ったりすがったりしてできたもの、という風に高校の時に先生が

仰っていたのを強く覚えていて、今もそうだと思ってます。

しかしこの本を読むと、他にも色々な起源があり、面白いです。

 

最初の章に筆者が日本人と宗教の関係は世界でも珍しく、

変わっていると書いています。

日本人は冠婚葬祭で色々な宗教を使ってるので。

私は決まった宗教の信者ではありませんが、病気や受験等となると

神社やお寺にお参りに行きますし滝汗

結婚式は教会で、親戚の葬儀はお寺頼み、まあ、こういう事ですね。

そんな国・民族は他にはいないと。

 

筆者であるロビン・ダンパー氏ダンパー数というものを発見した人として

有名らしい。(知らんけど汗

ダンパー数とは

人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限の事で

その数は150人位とのこと。

150人以上の人々をまとめるには宗教みたいなものが必要になってくると。

 

人間は協力し助け合って生きていくものだけど、

助けてもらったり恩恵を受けたりするのに、自分からはしない人、

これを本書内ではフリーライドと呼んでますが、

このフリーライドをさせないように監視する第三者が必要、

それが!みたいに書いてあり、日本人だと

「お天道様が見ているよ。」みたいな事かなと解釈。

 

共に語り、歌い、踊り、宴を開き、エンドルフィンという

脳内モルヒネのような物質を分泌させ、心地良くなること、

これが集会=宗教に繋がるとも。

また人間の脳にはトランス状態になる部分があること。

これが強い人がシャーマンで教祖の元になるとか。

 

また一緒に辛い経験をした人は結束が強くなるなど、自分もそれは

理解できるし、その辛い経験は苦行=宗教につながるのかなと。

本書はほぼ統計に基づく結果から、予想されることが書かれている。

 

そして本を返却してしまったので、具体例が書けず。

なのでアマゾンのレビューをカンニングして書かせていただきます。

 

人間はメンタライジングという能力を持っているという事。

メンタライジングとは「他者にも自分と同じような心があり、

そしてそのことを考慮しつつ自分の考えを巡らせることができること」

という事。本書の例だと

「明日山田君が休むと(1)、僕が知っていると(2)、田中君は思っている(3)」

これは3次志向性で、子供や類人猿だと2次志向性までしかできない。

 

宗教というものが成立するためには、

「この世を生み出した創造主が存在し(1次)、

そしてその御方がこのように思っている(2次)と、

私やあなたは考えているが(3次)、

それをあなたが理解していることを(4次)、

私は理解している(5次)」

という思考が必要であると。

 

ややこしくてわかったような、わからんような~。

でも同じ創造主(=神)を集団で崇拝し、上手く運営(?)していくのには

このような思考が必要なのかなと。逆にこれができるから、

良く知りもしない大勢の他人と、神だけを共通点として付き合える?

 

人気の本で図書館の予約もかなり待ちましたし、後にも待っておられる方が

多いので、最後は斜め読みで期限内に返してしまったので、

もう一度読み返したいです。

 

長くなってしまいました。

最期までお読みくださいました方、ありがとうございます。