それはないんじゃない
長年母がつけていた家計簿
令和3年11月22日が
最後の記入となっていた
そこから夫婦ともに
坂道を転げ落ちて行った
実家の荷物で欲しい物は
持ち帰るようにと兄から言われていた
母の最後の家計簿が一冊だけ
タンスの中に入っていた
(タンスの中は兄が一度確認済み)
一言コメントが書いてあったり
なかったり…
リウマチで手指が曲がっていて
認知症も発症しているであろう頃の為
文字が以前とは違ってヘロヘロ
1枚ずつページをめくっていくうちに……
それはないんじゃない
と腹が立っていった
その対象者は
兄‼️‼️‼️
<😤🟰兄>
コレどうなの
こんな感じで
令和3年の家計簿は
11/22が最後となったが
頻繁に兄へ
小遣いを渡している記録があった
母はそう言う人だったから
母に腹は立たないけど
だわ大学卒業後、定年退職迄勤めて
何千万か退職金をもらい
その後は自分の好きな事をする為
第二の就職はせず
全国を渡り歩いているこの兄よ
金持ちの親でもない
蓋を開けたら
貯金は尽き掛けて
ぎりぎりだったのに
あんた何受け取ってんの
父が86才で免許返納してからは
日常生活を送るのに
どれだけ不便だったか
郊外の住宅地に住んでいたので
足が無いと本当に不便
山を開拓して作った住宅街なので坂道
兄は
買い物や病院に連れていく事もなく
渡されるがままに
小遣いをもらい続けていた
いい年して
平気で受け取り続ける神経が理解できない
普通は逆でしょ
1/1 10万
2/12 10万
2/28 10万
3/18 10万
4/7 10万(内5万は兄を可愛がってくれた親戚から)
4/25 3万
6/8 5万
6/28 8万
8/14 3万
9/23 3万
9/26 3万
9/29 3万
10/18 3万
11/4.5 15万(兄夫婦と最後になった旅行の旅費)
その間あたしはせっせと
両親が簡単に食べられるおかずのセットを送ったり
母の好きな花やカステラ等送ったりしていた
<😊🟰あたし>
足がなくて
コロナ禍
心配でちょこちょこ食品を送っていたのに
アイツは
認知症と診断をされる前のことだけど
３日前に3万もらってるのに又3万もらい
その３日後にも3万もらうとか…
どう考えてもおかしいのに
アイツー
はらわたが煮えくり返った
昨日実家を後にし
レンタカーを返して
駅に向かい歩いていたら
ふと目に留まった教会の掲示板……
もう過ぎたこと
忘れよう…
父母の優しさだけは
絶対に忘れない
