先日クリニックのスタッフと雑談をしていて政治の話になったとき、相手の人は口淀んでしまった。どうやら口ぶりでは投票に行っていないことを匂わせる。仕方がないと思う。これまで打ち込んできたものが違うのだ。今のような状況下で政治のことに関心を持とうと思っても難しい部分は多い。
胡散臭いから政治からは一歩離れるということもあるだろう。また最初は社会問題などに興味があって投票行動にも出たが、結果思っていた人が当選せず自分の一票が無力だと感じたのか。理由はいろいろとある。
投票に行く大半が高齢者という事実もある。つまり政治的な影響力があり、今の政治は高齢者の意向によって左右されている部分が大きい。社会保障的には優遇されており(現状では)、それを支えている若い層が苦しんでいるという構図が如実に社会に映し出されている。
今の日本の様子を観察してみると、一国のリーダーが篭りっきりで一番大事な時にダンマリを通している。何かを言えば責任を問われる、それが今の硬直状態を生んでいるようにも思う。高齢者は我慢して外出自粛してても年金があるが若い層はそうはいかない。政治は今は責任を取りたくない一心で、ガマン、ガマンばかりを言う。外へ出て働かなければいけない層は、感染のリスクを背負いながら生きるために働くのである。
本来こういうときに政治が助ける必要があると思うのだが、自己責任がこれだけ蔓延る世の中では、それを口にするだけで攻撃の対象となる。国に頼るな、人に頼るな、という社会正義がもし正しいのであれば、じゃあ政治なんて必要ないじゃん。こんな国家的危機にある中で1ヶ月半以上、篭りきり、自分の言葉で語らず大臣、官房長官に発言は任せっきり、平和についての意見もコピペで済ますような人を誰が選挙で選んだのよ?
こういう状況で政治に関心を持ってくれる人が増えればいいのだが、逆に若い人たちの不信を招くことにもなりかねない。それでも不信に思わず政治には常に注視し続け、次の投票行動に繋げてもらいたいと思う。こういう状況がずっと続くとは思えないからだ。価値観だとか社会の在り方だとかの考え方が大きく変わる時が必ずくる。その時はまさに自分たちのための社会が機能するような人を選べば良いのだから。
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