(あらすじ。倉庫が手狭でバイクが置けない。新たにバイク小屋を建てたいが家の横や裏の空きスペースではどうにも都合が悪く、今ある倉庫を裏に引っ越して、空いたその場所に大きなバイク小屋を建てることになったのですが…。)

 

計画を立てるのはそこそこに、ホーマックで剣先スコップ980円を購入しました。除雪のために角スコは持ってましたが穴掘り用の剣先スコップは持ってませんでしたし、私には無縁のものと思っていました。

 

計画はこうです。

①従来の倉庫の横に飢えてるコニファーを家の裏に植え替える。

②従来の倉庫の移設を1日で終わらせるために、先に束石を埋めておく。

③従来の倉庫の中の物を出して、倉庫を解体する。

④解体した倉庫の部材を家の裏に運んで、裏で組み立てる。荷物を戻す。

⑤新しい倉庫(バイク小屋)を建てるために砂利を避けて、束石を掘り出す。

⑥新しい倉庫(バイク小屋)用に束石を埋め直して、防草シートを張って、砂利を敷く。

⑦バイク小屋を建てる。

 

さっそく穴掘りです。穴を掘らないと始まりません。だから計画はそこそこでスコップを買ったんです。自分的にも壮大なことをやってる感はありました。やりだした以上は途中で止まることはできませんし、やると言ったらやり終えないと恥ずかしい思いをするのは分かってました。だからまずスコップを買ったんです。

 

コニファー2本を植え替えるために大きな穴を二つ掘りました。汗だくで掘りました。コニファーの植え替えは嫁さんとやりました。思った以上にコニファーの根が太いし長いしで大変でした。先が思いやられるくらいしんどかったけど、まあ期間は長いし、今のところ980円しかかかっていないし、目に見える成果は大きいし、なんとなく満足でした。新しい場所でちゃんと根を張ってくれるよう祈りながら水をまきました。

 

次は計画の②、束石の設置です。雪国ですから冬場は凍ります。凍結深度という専門用語があるくらいで、ここらへんは60cmは埋めないと心配なのだそう。ホーマックで60cmの束石を4つ買いました。あとモルタルも。束石はなかなかの値段ですが、きわめて重要な物です。ケチることはできません。買って運ぶのも一苦労でしたがワクワクがとまりません。しっかりYoutubeで予習してから穴掘りを開始。倉庫の寸法を測ってから掘るポイントを決めてますが、やはり狭い中での作業でした。家の基礎にもスコップが当たるし、裏の方の敷地に入らないようにも注意しながらなんとか掘りました。60cmね。

 

束石を試しにおいて、それぞれが水平かどうかを見ないといけません。水糸(みずいと)って言う頑丈な糸を目印代わりにピンと張ります。きれいな正方形になるようにと、水平になるようにと2つの目的がありますので、結構大変です。外作業なのに紙とペンで計算しなければいけません。メジャーも水平器も紙もペンもドロだらけになりながらなんとか仮置きが終了しました。

 

いよいよモルタルでの固定です。つまり本番です。

モルタルを作るのにバケツに適量のセメントを入れて水を流しいれ、よく混ぜます。それを束石を入れる穴にドボドボと流しいれ、束石を設置します。さっきの水糸との位置関係を変えないよう慎重に調整しながら設置します。他の3か所も同じように設置しました。なんとか成功です。次の日の朝は自然と早く目が覚めましたので、モルタルが固まったかどうかを確認します。しっかり固まってくれていました。感動です。

 

不思議なもので、私はいつも朝は起きられない人間なのですが、このバイク小屋建設に関する日だけは自然と起きることができました。6時だろうが5時だろうが自然と起きました。わくわくってすごいなーと思いました。