私がローマに住んでいた頃、

勤めていた会社を辞めて

フリーランスになったばかりのとき。

 

「フリーランスの心得」について、

たくさん教えてくださった

方がいました。

 

 

 

その方は、

パリのファッション業界で

何十年も、第一線で

フリーランスで活躍。

 

その後、ローマに拠点を移し

別の事業を始めた

日本人女性でした。

 

 

 

生き馬の目を抜く

…という表現がありますが

ファッション業界はまさにそれ。

 

 

 

「何者か」になりたい

野心ギラギラな人たちが

世界中から集まってくるので

「競争」どころじゃない、

蹴落とし合い

とでもいいましょうか。

 

 

 

そんな中で、何十年も

第一線で走ってきた

その方は、

ものすごい行動力、生命力、そして

圧倒的な存在感

を持つ方でした。

 

 

 

そんなすごい方が、

何を思われたか

その時期、私を何度も

ご自宅や、散歩に誘ってくださり

いろいろなお話を

してくださいました。

 

 

 

きっと

この子は、このままでは危うい。

ちょっと、言ってあげないと

…と思われたのだと思います。

 

 

 

そのとき聞いたお話は

私の、フリーランスとしての

基本姿勢になっています。

 

 

 

そんなお話の中の

ひとつ。

 

お金はどうにでもなる。

働いたらいいんだから

 

 

 

…衝撃でした。

 

 

 

それまでずっと

「雇われ」のお仕事しか

したことがなかった私は

自分の意思で、お金を増やせる

という概念がなかった。

 

どれだけ働いても、

もらえるお金は

決まっていたから。

 

 

 

でも、これからは

働けば働くほど

お金になる。

 

 

 

その概念を

早くに知ったことは、

とても幸運だったと思います。

 

 

 

 

 

それから

長い年月が過ぎ、

いろいろな職業の方を

見てきました。

 

「お金を生み出す方法=仕事」

というのは、ほんとうに

たくさんある

ということを知りました。

 

 

 

私はフリーランスで

好きなこと、得意なことを

仕事にしているので、

自然と、同じような方に

注目がいきます。

 

 

 

それで思うことは、

人の「得意なこと」って

ほんとうに千差万別

だということです。

 

 

 

人間の営みは

とても幅広い

だけに、

さまざまな分野で、

いろいろなサービスを

提供するお仕事がある。

 

 

 

いまでも、

こんなお仕事があるのか!

すごいな!

…と思うことがあります。

 

昨日も思いました。

 

 

 

その方のお姿を見て

思ったことは、

私も、まだまだまだまだ

「できること」を

眠らせたままかもしれない

…ということでした。

 

 

 

そう思ったら

なんかワクワクしてきたので、

たぶん、昨日思いついたことは

方向が合っているのでしょう。

 

 

 

自分の好きなこと、得意なことを

生き生きとやっている姿は

そうやって、

他人の「できることの種」まで

目覚めさせてくれるのだ

と思いました。

 

 

まとめ

 

人が好きなこと、得意なことを

やっている姿は

他人に大きな影響を与える。

 

 

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