去年、どの本屋さんに行っても

入り口付近で

平積みにされていたこの本↓

 

 

 

 

図書館でも、一時期は

数百件(!)の予約が入っていましたが、

やっと借りました。

 

 

 

企業内カウンセラーとして

人間関係などの悩みの相談に

のってきた著者が、

言いたいことを伝えつつ、

相手に信頼感や安心感を与えて、好意的に受け取ってくれるような言い方

を紹介している本です。

 

 

 

  • 断り方
  • 自己主張
  • 返事・叱り方
  • マイナス意見
  • 子育て

 

…など、

15の分野の「言いにくい」場面において

どのように言えば

「好かれる言い方」になるか?

ということが書かれています。

 

 

 

図書館で「数百件の予約」って

すごいですよね。

 

それだけ、

「言い方」によるトラブルを

経験している人が

多いということかもしれません。

 

 

 

「言いかえの例」が

挙げられているのですが、

なぜ、その言い方をしたら良いのか

…という

「理由」が示されている本文が

勉強になりました。

 

 

 

例えば、

「ほめ方」の分野の

「言いかえ」の一つ。

 

✖️よけいなひと言

それでいいんじゃない

 

    ↓

 

◎好かれるひと言

とてもいいと思うよ

 

こう言いかえた方が

良い理由は、

本当に良いと思った気持ちを伝える場合は、よけいな言葉は足さないこと。「いいね」「すごくいいと思うよ」と、率直かつシンプルな言葉で伝えるようにしてください。

…とあります。

 

 

 

例えば

「いいんじゃないでしょうか?」と

疑問形で返したりすると、

「そこそこの及第点ですね」という

ネガティブなニュアンスで

受け取られる場合もあるから

…と説明されています。

 

 

 

こんなふうに、

全ての「言いかえ」に

「人の気持ちの動き」についての

解説がついていて、

この著者さんは

「相手の気持ちを想像する度合い」が

すごく深い

…と思いました。

 

 

 

職業柄、私も

言葉に気を遣う方だと思いますが、

私になかった視点も

たくさんありました。

 

 

 

なぜ、その言い方が良いのか

という「考え方」

は、すなわち

「人に対する気遣い」そのもの。

 

人間関係を円滑にする考え方

を学べる本だと

思いました。

 

 

 

この本は

2020年出版ですが、

ヒットしたとみえて

続編が2冊も出ていました。

 

 

 

こんなに

いろいろな人たちの気持ちを

ここまで深く想像できる

著者さんって、

どれだけたくさんの経験(=生まれ変わり)を

してきたのだろう…?

と思います。

 

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