このブログで時々

「自分を褒めてあげてください」

と書いています。

 

なぜなら、

特に日本人は「自分を肯定しなさすぎ」

と思うからです。

 

 

 

自分に厳しいことは

真面目、謙虚、向上心が強い

…といった、日本人の持つ美徳の

裏返しでもあります。

 

 

 

でも、「自分を否定する」ことは

本当に良くない。

 

自己否定は、自信を失わせ

自信がなくなれば、自分軸が揺らぐ。

 

支配者や、モノを売りたい

大企業などにとって、

もっともコントロールしやすいのは

「自分軸のない人間」です。

 

 

 

自分を褒めるのが大事な

もう一つの理由は、

その方が上達が早いからです。

 

 

 

私の水泳のコーチは、しょっちゅう

「自分を褒めなさい」

と言います。

 

自分を褒めないと、

体は上達してくれないのだそうです。

 

 

 

新しい運動パターンは、

脳の「小脳」という部位が覚えることで

獲得されます。

 

小脳とは、大脳からの指令にしたがい

体がスムーズに動くよう、

筋肉や腱、関節の動きを

調整する働きをしている部位です。

 

 

 

そして小脳には、

ポジティブな感情をともなう出来事が

記憶されやすい

と言われています。

 

良い泳ぎができたときに

「やったー!」と喜ぶと、

小脳に記憶が「バチン!」と入る。

 

そして、睡眠をとることで

「その記憶」が脳に定着すると

考えられています。

 

 

 

「少しでも」進歩したら褒める。

その日の練習の9割がダメでも、

「良かった1割」を

めちゃめちゃ自画自賛しなさい

とコーチは言います。

 

一流選手ほど、

自分を褒めるのが上手いのだそうです。

 

 

 

別に、他人に褒めてもらえば良いのですが

私たちの場合、一流選手のように

毎日、コーチがつきっきりで

見てくれているわけではないので

自分で褒めるんです(笑)

 

 

 

ここからは私の考えですが、

このメカニズムは、運動に限らず

日常の行為や自分の在り方でも

同じだと思うんですよね。

 

何かを目指していて、

「その在り方」ができた時、

どんどん褒めたら

「その在り方」が脳に定着しやすい

…と思うのです。

 

 

 

だから、良いことがあったら

「よし!」

「おお!できたね!」

「すごいやん!」

と自分に話しかける。

 

 

 

そしたら、体の内部が

ジワ~ッと緩むのが感じられます。

 

 

 

何十兆もの細胞さんたちが

自分たちの働きをわかってくれた!

ありがとう!

良かった!またやろうね!

と、喜んでくれているような気が

するのです。