昨日の午前中、映画『うまれる』を親子で鑑賞してきました。


この映画『うまれる』は、「子供は親を選んで生まれてくる」という胎内記憶をモチーフに、命を見つめる4組の夫婦の物語を通して、


自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、人との繋がり、そして"生きる"ことを考える、ドキュメンタリー映画】です。 (ホームページより引用


実は私は鑑賞会に参加するのは今回が2回目。


私も活動に携わっている、ボランティアグループ『市原子育て応援団』 が前回協賛したのをきっかけにこの映画の存在を知りました。


前回は1月に上映会があり1人で参加しました。


その時に「魂が号泣する」というポスターの言葉どおり、いろんな場面で涙がこみ上げてきました。


今回は春休み中の再上映ということもあり、ぜひ子供達(娘小1・息子小3)にも見せてあげたい。


そしてどんな感想を持つのか知りたい・・・と思い、お客様には申し訳ないのですが、


午前中はサロンをお休みして鑑賞会に親子で参加しました。



・自分達が親の愛情に恵まれなかった初出産間近のご夫婦


・出産予定日に初めてのお子さんをお腹の中で亡くされたご夫婦


・1歳までの生存率が10%という難病を抱えたお子さんを育てられているご夫婦


・不妊治療を10年近く続けてきて、授かることが出来ず、葛藤を抱えているご夫婦


この4組のご夫婦、家族のドキュメンタリーがストーリーの軸となります。


また産婦人科医師や助産師さんなど、赤ちゃんの生命に大きく携わる立場の方のインタビューも盛り込まれています。


後半は出産シーンもあります。



最初、子供達に前もって「この日は一緒に映画を見に行くよ」と言ったら


「ヤッタービックリマークドラえもん?それともクレヨンしんちゃん!?ニコニコ」と勘違いして喜んでいましたあせる


そこで上記の内容を噛みくだいて


「アニメ映画じゃなくて、ドキュメンタリーといって、本当にいる人達のお話の映画だよ。


赤ちゃんが産まれてくることについて考えるお話。


世の中には産まれることが出来なかったり、産まれてきても病気の赤ちゃんもいるの。


そういういろんな人達のお話の映画だよ」


と話しました。


息子は何となく理解したようですが、娘にはまだ難しかったようでキョトンとしていました。



映画が始まり、初めはおとなしくみていた子供達でしたが、ドキュメンタリー映画が初めてだったせいか、インタビュー場面などで飽きてしまい「何時まで?いつ終わるの?」などと聞いてきていました。


でも後半、臨月から出産のシーンになると真剣に食い入るように画面に見入っていました。


娘には刺激が強すぎたようで、「あんな痛いなら私、赤ちゃん産みたくない!!」と固まっていましたが^^;


終わってからはすぐに午後のサロンのご予約が入っていたので、帰りの車の中でそれぞれに感想を聞いてみました。


すると「赤ちゃんが生まれるところが怖かった」と言いつつ


「わたしがうまれる時もママはいたかった?何時間くらいでうまれたの?」


「オレは産まれたとき泣かなかったんでしょ?心配した?」

(実際、息子は産まれてすぐに泣かず、別室へ連れていかれて心配しました)


「へその緒ってなに?ママとつながってるの?」


「あのおなかの中で死んじゃった赤ちゃんは天国にいるの?」


「結婚したらみんな赤ちゃんが産まれるんじゃないの?」


と2人とも質問攻めでした。



それぞれが映画を見て、自分の時はどうだったのか?と考えたり


いろんな形の命の有り方があるんだ・・・と感じてくれたように思います。


普段、親子で中々こういったことを話すことがなかったので、それぞれの出産時のエピソードなどを話してあげるよい機会となりました。


すると家に帰ってから娘がどこから引っ張り出してきたのか、出産した病院でいただいた、出産時の赤ちゃんの産声が録音された記念品を持ちだしてきて何度も聞いていました。


実はこれはお兄ちゃんの分で、本人のではなかったのですが・・・今度どこかにしまいこんだ娘の分も探してあげなくてはあせる


年齢的にはまだまだ難しい内容だったかも知れませんが、子供達に見せてよかったと思いました。


また、高学年、中高生になって改めて見たり、男女でも映画を見て感じる印象は違うかもしれませんね。



私の感想は・・・


映画の中で亡くなってしまった赤ちゃんからの手紙とそれをアニメにしてバックで歌が流れるシーンがあるのですが、


それがもう本当に切なくて切なくて・・・今回も泣いてしまいました。


我が子を失うつらさ、それを受け入れようという苦しみ。


無事に産まれてくること、今、生きていることは本当に奇跡なんだなぁ・・・と改めて思いました。


そして映画の中で1歳を無事に迎えらた難病を抱えていた虎ちゃん。


映画自体は2010年に作製されているので、その後が気になりホームページを覗いてみたら、出演した方達の近況が知れました。


虎ちゃんのその後が気になる方はぜひホームページ を見てください。


きっと勇気がもらえると思います。



今後、市原市では7月に別の主催者さんでの上映が予定されているようです。


また詳細分かりましたらご紹介したいと思います。


機会がありましたらみなさんもぜひ一度ご覧になってみてくださいね。