前回の記事で、
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どうにかこうにか乗り越えた、
そんな綱渡りな出来事をお伝えしました。
ここからいよいよスリランカ旅行記に
入っていきたいわけですが、
その前に、9時間に及ぶフライトの中で、
素敵な気づきもありましたので、
まずは0日目ということで、
機内での気づきについて書こうと思います。
当初の予定では、メルマガの記念すべき
100回目を控えておりましたので、
（ちなみにメルマガはこちらです）
それを仕上げることと、
そのあとは読みたい本を持ってきていたので、
それを読み込む予定でした。
予定通り順調に
第100回のメルマガを書き終えたところで、
隣で映画を鑑賞していた奥さんが、
クスッと笑い始めたので、
「ねぇ、キミは何の映画を見ているんだい？」
と聞いたところ、
「プーさんだよ」
というのです。
「プーさんって、あのクマの？」
と確認すると、
「そうだよ。あまりにも可愛くて笑っちゃった。
しかもね、それが、結構本質的なんだよ」
いやいやいやいや、
所詮はくまのプーさんでしょ？
幼児が見てはしゃぐもんでしょ？
「見てみたらいいじゃん。結構学びあるよ」
いやー、読みたい本もあるしなー。
まあでも、こういう想定外の流れも、
もしかしたら何かのメッセージかもしれんし、
一応見てみるか・・・・
・・・
・・・
可愛いーーーー！！！！！！！
なごむーーーー！！！！！！
笑ってしまうほど可愛いので、
しばらく見てみることにする。
すると、プーがなかなかのことを言い出す。
今回の作品は、「プーと大人になった僕」という
クリストファーロビンが大人になってからのお話で、
クリストファーロビンは毎日仕事に追われ、
ある日、ついには土日も仕事をせざるを得ないことになり、
家族とコテージに行くという
大切な約束を守れなくなってしまう。
妻は失望し始め、子供もとてもガッカリだ。
それでも仕事が優先だと、
妻と子供2人でコテージに行かせ、
自分は締め切りに追われている仕事に取り掛かる。
そんな時、彼の目の前に、
少年時代に一緒に時を過ごしたプーが
突如として現れたのだ。
プーは森でハチミツを探しているうちに、
いつの間にかロンドンに迷い込んでしまっていたのだ。
（理由が可愛すぎる）
運命的すぎる再会。
驚きを隠せないクリストファーロビン。
本当は久々の再会を喜びたいところだが、
いかんせん締め切りに追われているため、
残念ながらプーの相手をしている時間はない。
プーを帰すために、
一緒に急いで森へと向かう。
かなりせかせかしている様子のクリストファーに、
プーはそんなのお構いなしに、
自分の心に素直な発言をしていく。
駅の構内で赤い風船が売られているのを見つけ、
そこを颯爽とクリストファーが通過していった後に、
「ねえ、クリストファーロビン、
僕は風船が欲しい」
と言い出す。
「急いでいるんだ。
風船なんて何にも役に立たないだろう」
「でも欲しいんだ」
「ったくもう」
風船を手に入れたプーはとても幸せそうだ。
「そんなもん何にも使えないだろう」
「風船はね、持っているだけで
幸せになれるんだ」
・・・
来ました、さりげない本質発言！
何の役に立つか、どんな得があるかではなく、
自分がワクワクするもの、
幸せになれるものを大切にすること。
自分が本当に大好きだと感じるのなら、
そこには役に立つかどうかみたいな、
現実的な理由などいらないのかもしれない。。
そして、列車の中でも険しい顔をして
仕事に取り組むクリストファーを見て、
プーは穏やかな口調で切り込んでいく。
「ねえクリストファーロビン、
さっきからそのカバンを大事そうに抱えているね」
「あー、これは大事な書類が入っているからな」
「じゃあそれは大切なものなんだね」
「あー、とっても大切だ」
「そのカバンは、持っていて幸せ？」
切り込むーーーー
プー切り込むー
立派な人間になるために、
エリート学校でたくさん勉強をして、
実際に安定した職業に就いた。
そうすれば、家族も幸せにできるから。
しかし現実は、
一番大切にしたい家族をないがしろにして、
朝から晩まで働き、疲れ果てて帰宅し、
妻が話しかけてきても「疲れてるから寝かせてくれ」と言う。
子供が楽しそうに絵を描いていても、
「そんなことよりも宿題をしなさい」と言う。
「キミのためを思って言っているんだ」という
お決まりのフレーズと共に。
あげくの果てに、つかの間の休日さえも、
仕事が入り、家族との約束を破ってしまう。
家族の心がだんだん離れていってしまう。
果たして、この現実のために、
今まで一生懸命努力してきたのだろうか？
幸せって何だろう？
何のために頑張るのだろう？
立派になるため？
地位や名声を得るため？
勝ち組と言われるため？
普段だったら日常に追われて、
腰を据えて考える時間を取らないような、
人生にとって大切な問いを、
プーは教えてくれた、そんな気がしたのだ。
ひとまず、映画はこの辺りまで、
クリストファーロビンがプーを帰しに
森にやってきたところまで観て一旦止めたのだが、
場合によっては帰りの機内で続きを見たいと思うほど
とっても大切なことを教えてくれそうな映画だ。
はっきり言って、プーを舐めていた。
ただハチミツを食ってるだけの
黄色いクマだと思ってた。
けど、予想は見事に裏切られ、
奥さんの言う通り、何気に本質的だった。
今回の思わぬ気づきのように、
予定してたこと以外の、
想定外の展開が学びになることって、
結構あるんですよね。
だから、いつでも柔軟に、
それこそプーさんのように心に素直になって、
計画にはないけどおもしろいかもと思ったことは、
予定を変更してでもやってみてもいいかもしれない。
意外と、そういうのが人生を変えてくれたりするんだよね。
さあ、これでようやく、
スリランカ旅行記に入れそうです。
いや、到着前の方がおもしろいんじゃないかな。笑
いささか不安ですが
（いや、おもしろくしなきゃいけないわけじゃないんだけど笑）、
次回以降もただの旅行記だけでなく、
学びも、それからちょっと面白さも入れて、
書いていきたいと思います！
それでは！
追伸：
「プーと大人になった僕」の公式情報も載せておきますね。
https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku/about.html
https://www.disney.co.jp/movie/pooh-boku.html
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