6月からずっと掛かりっきりになってました

谷中銀座商店街空き店舗プロジェクトのThings.YANAKAのクラウドファンディングが昨日成立しました。

 

Readyfor Things.YANAKAクラウドファンディング

谷中銀座商店街の真ん中に「やりたい」を応援する場所をつくる!

 

 

クラウドファンディングはこれで3回目の達成ですが、

前回、前々回とも飲食業開業支援事業の流れでしたので、

それぞれのお客様の為の活動でしたが、

 

このThings.YANAKAは弊社の事業であるので、

初めて「自分ごと」として挑戦をさせて頂きました。

 

少し長めの55日という期間を設定しましたが、

期間が長ければ沢山集まるといったことは全くなく、

とてつもなく成果の出ない日々を永遠送っていました。

 

達成の予感が出てきたのは終了の4,5日前。

それまでは何度も諦めかけました。

でも諦めることなく「自分にできること」を探し続け、

そしてそれもすべて出し切ることでご支援者が増えてきました。

 

ご支援頂きました方々にはこれからは「責任」が伴いますので、

引き続きこのプロジェクトを進めていきたいと思うのですが、

 

今日のブログのタイトルは「タイミング」です。

 

どうしてもこうも今回はうまく進まないのか。

 

毎日考えていたのですが、やはりそれは「よくわからない」というのと「今はその時でない」ということだと思いました。

 

ようは「早すぎる」ということ。

 

昔から早すぎる状況は経験してましたのでできる限りは

そのようなことはしないようにしてきました。

 

ただ今回ばかりは自社の事業であるので、

もうこの時期でやらなければ色々な都合があり、

このプロジェクトを「広める」という本来の目的で見ても、

「今やらなければいけない」という判断で行いました。

 

よく「幸せの神様は前髪しかない」という話をしますが、

「タイミング」とはそういう顔をしてやってくる時もあり、

 

「今」がその時でなくても「前髪」を掴む勇気があれば、

自分にとってハッピーな経験は確かにできると思っています。

 

それは自分自身が経営者になったこと自体が、

思い立った時に行動したことで掴んだ今の自分です。

 

後から「しまった」と追いかけても幸せの神様は

「前髪だけしかない」ので(頭つんつるてんということですね)、

もうその幸せはつかめないという例えです。

 

本当に非常に今回は無理をしましたが、

このクラウドファンディングの成功は今後の弊社にとっても、

大きなチャレンジでしたし、「変化」の為の挑戦でした。

 

「社運をかける」とは言いますが、

今年は弊社は10周年ですので正に社運をかけているつもりです。

 

尊敬する事業家にソフトバンクの孫正義さんがいますが、

たった3人しかいない起業時に「将来豆腐のように会社の規模を

兆で数える」と宣言してから実際に今年は利益額が兆を超えました。

 

「大ボラをふく」と孫さんはいつも言っていますが、

そんなほら吹きのサービスを普段から日常で使っています。

 

ソフトバンクさんの初期のころのヤフーBBのパラソルキャンペーンは当時は衝撃でした。

ネットインフラを普及させる為には環境整備だろうと、当時まだネットを家庭に引いていなかった人向けにルーターを無料で提供する一大キャンペーンをあちこちで仕掛けました。

どこに行ってもヤフーの真っ赤なパラソルがあり、ルーターを手にしなくても脳内にインプットされる刷り込みは半端がなかったです。

 

このキャンペーンのおかげでソフトバンクは大赤字を出したのですが、それからのリカバリーとそれ以降のことはみなさまの知っている通り。

現在はいよいよモバイル向けCPUメーカーを傘下にして、とうとう人にとっての脳である部分を作ろうとしています。

 

まだ10年の経営者人生ですがこの10年は本当に激動であり、

ファンドバブルから始まり、リーマンショック、デフレ、東日本大震災、東京オリンピックバブルと経済の波はとてつもない幅で経験をしてきました。

 

この10年で同時期に起業した経営者仲間も数人がいなくなり、また残った仲間も業態変更を経て生き残っている人もいます。

 

弊社も今後は不動産仲介管理業に加えて、遊休不動産活用や飲食店開業支援業を新しい柱にしながらも総体的には「街」がやはりキーワードになっていくと思います。

 

「街の不動産屋さん」という言葉の意味が、今後10年を掛けて変わっていくと思うきっかけとしてThings.YANAKAはあると今思っています。

 

「自分自身を作り上げていくのは自分自身」だと思っていますが、

その為のタイミングを持つ勇気を今回はまた確認させて頂きました。

 

今回の達成が更に花開くそのタイミングをこれからも楽しみにしたいと思います。

 

それでは。