2024年1月29日にヘルマン・ヘッセ「知と愛」を読了しました照れ


母親を思い出してからの夢想は「メルヒェン」に通じるものがあるように思いました。

また、ナルチスとゴルトムントの離別から「デミアン」を思い出しました。

更に、ゴルトムントの放浪から「クヌルプ」を思い出しました。

騎士の城での滞在からは先日観たミュージカル「赤と黒」を連想。神学生、ラテン語、騎士の娘。但し、騎士ではなく貴族でしたが。

ペストの話が出てきて、ユダヤ人が虐殺される様も描かれています。関東大震災時に日本でも外国人や旅人の虐殺があったことを思い出します。


ゴルトムントは愛と性に目覚め、そこに身を投じる中で、真の美にたどり着く感じ??

描きたいもの造りたいものを生み出す腕を持っているのに、普通に芸術家として邁進するのではダメだったのか…。

いや、それよりも。

ナルチスが自分に何を禁じ、厳しい修行を行なっていたのか分からず終い。

私はこっちが気になって仕方ないです。