今朝、NHKで『課外授業 ~ようこそ先輩~』 という、各界の著名人が自分の卒業した小学校へ戻って、授業をするという番組を見ました。![]()
今日は、京都大学でゴリラの研究を30年以上続けている、山極寿一さんが東京の母校で、教えるという設定でした。
山極さんは、ゴリラの研究におけるフィールドワークの仕方を教えたいということで、子供たちを上野動物園へ連れて行きました。![]()
小学生は、グループの分かれて、1頭のゴリラについて4時間に渡って観察し、フィールドノートを取りました。例えば、ゴリラがどこで何時何分に餌を食べたとか、頭をかいたとか・・・。
次の日には、そのフィールドノートをもとにして、クラスで活発なディスカッションが行なわれました。![]()
実は、私は大学院の博士課程で、英語教育について研究している学生ですが、このようなフィールドワークは、社会科学系の研究では、一般的な研究手法として知られています。
私の研究では、長野県内の中学校3校の訪問させていただき、ICレコーダーに授業を録音したり、フィールドノートを取ったりしました。また、先生方や生徒へのインタビューを録音したものもあります。![]()
数ヶ月前から、テープお越しをしているのですが、膨大な量のデータを前にして、くじけそうになっていました。
しかし、今日ゴリラの研究番組を見て、研究というのは、地道なことをコツコツ積み重ねていくことに意義がある、ということを感じました。
ここでくじけたはいけない、少しずつでも前に進まなくては・・・という思いをあらたにしました。