フランスでお葬式(キリスト教ではなく無神論者)

年齢が結構違うんですが親しい友人のお父様ががんで亡くなり
夫婦揃ってお葬式へ行ってきました。

在仏の方の為にここに書き残しておこうと思います。

手短に言うと服装は何でもOK
但し黒などダーク系、ベーシックカラーで。
日本のようなカッチリ喪服を着た人は0でした。





お墓服装について。
さずがフランス。統一性がない(笑)

黒、紺、ベージュ、灰色、
中にはワイン色の上着を着たマダム?!(ちょっと非常識)
ベーシックカラーなら何でも良さそう。
無難なのは黒、黒系なら間違いない。

お墓靴、カバン、アクセサリー小物について。
何でも良さそう。カバンも靴もベーシックカラーならOK
ネックレスも普通に皆つけていました。
ダーク系カラーのスカーフしてる人もいました。





お墓式の様子

セレモニーセンタに着く。

左右上に大きなスクリーンがあり、それを見ながら式が進行される。

お棺に触って各自挨拶や言葉を贈る。
(私は心の中で挨拶して、お辞儀した。)

そして近くに参列してた家族(友人等)に挨拶して、
チークキスをした。(皆、チークキスやハグなど家族を励ます感じ)
実はこの時が一番辛かったな、
友人や家族が悲しむ姿を見て思わず泣いちゃった。


再び式が進行。お父様の生涯をスクリーンで見せながら説明。

この時にワルツのクラシック音楽がずーっと流れていました。
クラシック好きな私なのでどれもどこかで聞いたことある曲。

しかもクラシックバレエバレエでも使った曲で、
何故楽しい曲が流れてるんだろう?!とびっくりしたが、
お父様がワルツの曲が大好きだったようです。


式、終了。車で火葬場へ移動。(10分くらい離れたところ)



再びセレモニー。
最後に各自がお棺の近くへ行き、
お棺をお別れの言葉など言う。



火葬する(親族や見送りたい人は最後まで見届けることができる)
そして式終了。






フランスのお葬式の服装には驚きでしたが
彼らの主張のように、出席することに意味がある
服装で敬意を表すのではない。皆が違って当たり前。
うん、確かにと思わず納得してしまいました。

日本人である私は『日本から喪服もってきたかな?!』と焦ったんですが、
日本でいうフォーマルな喪服を着てる人は1人もいませんでした(苦笑)

喪服がない、買わなくちゃ!と焦ることなく
あるもので十分間に合ったので助かりました。

フランスの自由さに戸惑うこともあるんですが堅苦しくなく楽。
フランスのこういう面は好きです。