最年長・中村悠平がベテランの力を見せつける 攻守の躍動にファンも感嘆の声「やっぱすげぇ」「さすが世界のムーチョ」

 

攻守に躍動を見せた中村悠平選手【写真:日刊スポーツ/アフロ】

年内最後の強化試合を終えた野球日本代表・侍ジャパン。この試合は、WBCを目前に控えた国内最後のアピールの場となっており、若手選手も多く選出されました。そんな中でメンバー入りとなった中村悠平選手も躍動し、ベテランとしての力を見せつけました。 【画像】日の丸を背負い躍動を見せたルーキー3選手 2023年のWBCにも出場した中村選手は、現在35歳。今回のチームでは最年長となりました。15日の試合では岡本和真選手の代打として出場すると、低めのスライダーを振り抜きレフトライン際への2塁打を記録。見事な一打でチームの得点に貢献します。さらに翌16日の試合では、6回からキャッチャーマスクをかぶると好プレーを披露。1点リードの7回に迎えた2アウト1、2塁のピンチでは、センター前へのヒットからのややそれた送球をしっかり捕球します。さらにすぐさまホームへ飛び込みながらランナーをタッチアウト。追加点を許しませんでした。 この躍動にSNSでも「やっぱすげぇなぁ…」「さすが世界のムーチョ」「やっぱりこういう時はベテランよ」など、多くの感嘆の声があがりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MLB戦士“不在”の重要ポジション 「現状は森下がベスト」も…専門家が挙げた意外な候補

 

日韓戦でレフトの西川と接触、5回からライトの五十幡と守備位置交換

侍ジャパン・西川史礁、森下翔太、岡林勇希(左から)【写真:小林靖】

“センター問題”が連覇の鍵になりそうだ。来年3月にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を控える野球日本代表「侍ジャパン」は16日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」第2戦を7-7で引き分け、1勝1分けでシリーズを終えた。 【画像】侍J戦でフリフリダンス 韓国美女チアに悶絶「ちょっと待ってかわいすぎんか」  この日の第2戦に「3番・中堅」で先発したのは、阪神・森下翔太外野手だった。2回の守備では、先頭打者の左中間のフライを捕球した際、レフトのロッテ・西川史礁外野手と軽く接触するシーンがあった。5回からはライトの日本ハム・五十幡亮汰外野手と守備位置を入れ替えた。  現役時代に通算2038安打を放ち、引退後もオリックス、広島などで名コーチとして鳴らした野球評論家・新井宏昌氏は「来年3月のWBCでも、センターは現状で森下がベストかもしれませんが、日本人メジャーリーガーにセンターを本職とする選手は見当たらないだけに、考えどころですね」と指摘する。  2023年の前回(第5回)WBCで侍ジャパンのセンターを守り優勝に貢献したカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は、10月に両足のかかとを手術し招集が絶望的となっている。一方、勝負強い打撃などで阪神のリーグ優勝の原動力の1人となった森下は今季、“本職”の右翼で114試合、左翼で25試合、指名打者で1試合に出場。センターはプロ3年間で、1年目の2023年に6試合守っただけだ。  新井氏は「ソフトバンクの周東(佑京内野手)が前回WBCの準決勝・メキシコ戦で、(ヤクルトの)村上(宗隆内野手)が逆転サヨナラ二塁打を放った際、一塁から快足を飛ばしてホームを奪ったシーンは記憶に鮮明です」と言及。「周東はWBC経験者だけに、打撃に大きな期待はできないかもしれませんが、打順は8番か9番で、スタメンのセンターを任せる手はあると思います」とうなずく。周東は今季、3年連続4度目の盗塁王に輝いた上、打率も規定打席には13打席足りなかったが、自己最高の.286をマークした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

侍・井端監督 WBC運営団体に選出希望のメジャー選手リスト提出「皆さんが思っている選手」

 

侍ジャパン・井端監督

 韓国との強化試合から一夜明けた17日、侍ジャパン・井端弘和監督(50)が明治神宮野球大会を開催している神宮球場を関係者へのあいさつなどのために訪問した。来年3月のWBCに向けた選手選考について「1日でも早く伝えた方が準備はできる。動き出し、準備も含めて選手に1日でも早く伝えられたら」と語った。 【写真あり】落合博満氏 大谷翔平らドジャース組のWBC出場「監督には何の権限もない」  MLB傘下のWBC運営団体「WBCI」に出場を望むメジャー選手のリストを9月に提出し、現在は返事を待っている段階だという。「皆さんが思っている選手は入っています」とドジャース・大谷、山本、佐々木、カブス・鈴木、カブスからFAの今永、エンゼルス・菊池、パドレス・松井、メッツ・千賀、レッドソックス・吉田、オリオールズからFAの菅野らが挙がっているとみられる。  これまで年内か年明けには選出選手に通達したい意向を示していて、「1日でも早くこちらが(WBCIに)出したリストの返事は欲しい。待って待ってとなると遅くなってしまうので、ある程度シミュレーションしながら、日本の選手も並行して(選考を)やっていかないといけない」と見通しを口にした。